はじめに
神社やお寺には参拝する前に手や口を清めるための手水舎があります。
龍の口から水が流れ出ていて、備え付けられている柄杓で手を洗い、口をすすぐことができます。
ところがコロナ禍の影響で、ほとんどの寺社が手水舎の使用を中止せざるを得なくなってしまいました。
そのような中、手水舎をお花で飾って参拝者の心を癒してもらうということで、京都をはじめとして全国の多くの寺社で手水舎をお花で飾るようになったようです。
いつしか花手水と呼ばれるようになり、その写真がSNSで話題となってきました。
昨年は四国でも、いくつかの場所で花手水がありましたので見に行ってきました。
第66番札所雲辺寺の花手水
アジサイの時期だったので、たくさんのアジサイの花が鉢の中に浮かんでいました。
手水舎ではありませんが、お地蔵さまの足元にある水鉢のきれいなお花畑でした。
雲辺寺について詳しくはこちらをご覧ください。↓↓↓
第74番札所甲山寺の花手水
12月末の氷が張るような寒い時期だったのですが、手水舎にきれいにお花が飾ってありました。
甲山寺について詳しくはこちらをご覧ください。↓↓↓
讃岐薬王寺の花手水
四国霊場の札所ではありませんが、歴史も由緒もある小さなお寺で、水鉢にお花が飾られていました。
クリスマス前の頃で、かわいいサンタさんも添えられていました。
薬王寺について詳しくはこちらをご覧ください。↓↓↓
第85番札所八栗寺:仏足跡の花飾り
お寺巡りをしているとあちこちで仏足跡を見かけます。
仏足跡というのは、お釈迦様の足跡を石に刻んで信仰の対象にしたものです。
奈良の薬師時にある仏足跡が最古のもので、753年に天武天皇の孫の智努王によってつくられたものだそうです。
八栗寺について詳しくはこちらをご覧ください。↓↓↓
父の水琴窟に花手水
父が作った水琴窟が家には3個もあり、それぞれ水鉢があります。
その水鉢に、田んぼに咲いていた百日草の花を入れて花手水にしてみました。
石灯籠が上に設置されている水琴窟もあります。
石灯籠と花手水です。
父の水琴窟については、こちらをご覧ください。⇩⇩
父の水琴窟の音はブログのサイドバーに張ってあるので、よろしければお聴きください。
おわりに
コロナ禍の中で、参拝者に少しでも心を癒してもらおうとするお寺の心遣いを感じる花手水でした。
一日も早くコロナの影響がなくなって、昔のように参拝者が手水舎本来の使用をすることができるようになって欲しいものです。
一方、お寺にお花はよく似合うので、何らか別の形で花手水が見られるといいなとも思います。