定年後の生活ブログ

定年後の徒然なる事柄の記録

農業高校では実習が大切です

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ナヨクサフジ

 どのように食料が生産されているかは、実際にやってみなければ分かりません。本を読んで知識を得ることも大事なのですが、それだけでは分かったつもりになっているだけです。

 うまくいくこともあれば失敗することもあります。しかし世話をすればするほど、いいものが育ちます。

 そして苦労の成果として収穫の喜びがあります。本当の意味での教育というものがここにあると思います。だから農業高校は実習を大切にしています。

 夏は暑くて冬は寒いんです。当たり前なのですが、夏のハウスは50℃越えです。とてもじゃないけれど長くは作業できません。

 夏に出荷する果物の準備も熱中症に注意しながら、暑さとの闘いの中で行われます。涼しい教室での勉強という訳にはいきません。

 家畜の飼育も大変です。鶏も飼っていましたが、鶏舎が古くて夏になると暑さで産卵が悪くなるし、親鳥が死んでしまうと先生がぼやいていました。

 日曜日に農場をのぞいてみた時、豚舎でじっと固まって突っ立っている生徒を見ました。

 どうしたのかと思って、声をかけると「子豚が死んでいる」というではありませんか。十数年前のことですが、その時はまだ古い豚舎で何十年も前の構造の建物でした。

 古い開放的なものだったためか、子豚が段差のあるケージから通路に落ち込んで死んでしまっていたのです。それを生徒が見つけて、じっとたたずんでいる所でした。

 そのような生産現場に起きる出来事の一端を、生徒は垣間見ることになります。貴重な体験を得ていると思います。