スモモの木


姉は畑に様々な種類の果樹を植えて楽しんでいます。世話をしたりしなかったりなので、出来栄えは今一つのようです。
今回はスモモです。スモモは桃に比べて酸味が強い果実です。
スモモの生産は山梨県が日本一で、全国の3分の1を産出しています。特に南アルプス市で盛んに栽培しているようです。
李下に冠を正さず
スモモを漢字で書くと「李」です。
「李下に冠を正さず(りかにかんむりをたださず)」の「李」はスモモのことです。李(スモモ)の木の下で手を挙げて冠をかぶり直そうとすると、スモモを盗んでいるように見えるのでしない方が良い、ということから来ています。
人が見て、誤解を招くような行動は止めるべきだ、という意味で使われています。
「瓜田に履を納れず(かでんにくつをいれず)」と一緒によく使われるようです。瓜畑で靴を探していると瓜泥棒に間違われるということで、こちらも人が見て、誤解を招くような行動は止めるべきだという意味です。
スモモ(品種名は貴陽)
「スモモ(品種名は貴陽)を5年前に植えました。
果実が大きく200グラム前後の超大玉になり、大きいものだと300グラムになると書いてありました。スーパーで見かけた貴陽は小さい桃ぐらいの大きさなので期待が膨らみます。
受粉樹も必要だということでハリウットも一緒に植えました。
受粉樹というのは受粉させるために近くに植えておく樹のことをいいます。
果物の種類によっているものといらないものがあります。スモモ、なし、リンゴ、キュウイなどを栽培するときには必要となります。
毎年できるのを楽しみにしているのですが、1個か2個なるぐらいで期待外れです。
途中で虫の害とかがあって落ちてしまい、食べたことがありません。花は見事に咲き誇りきれいなのですが…。
木は大きくなるし収穫はないしで、去年の冬に切り倒そうかとも考えましたが、とりあえず手が届くようにたくさん選定をしました。
今年は4月に人口受粉したらいいということを教えてもらい、毛が付いた耳かきを使って受粉しました。
受粉樹のハリウットの花が終わり近くだったので、もっと早くから受粉すべきだったと思いました。
今、青い実がなっています。たくさんと言いたいところですが、たった2個です。よく見ると葉っぱの陰にもあって15個ぐらいでした。
葉が生い茂っているばかりで収穫は見込めません。桃とか梨より栽培は簡単だと思ったのですが難しいものです。虫にやられないように袋かけをしようと思います。
ついに大きな貴陽が出来ました。大きさは何と160gあります。200gの大きさになるそうなので、来年はそれを目指して世話をしたいと思っていますが、まずまずの大きさのスモモが出来ました。」
スモモ(品種名:不明)の実がカナブンにやられた
姉はあちこちに様々な果樹を植えて楽しんでいます。スモモも貴陽という品種以外に何か植えていたようです。
「5年前、畑にスモモの貴陽を植えた頃、別の場所にもスモモを植えていました。
はっきりとした名前は覚えていません。品種は大石早生か、ちょっと大きい果樹なのでソルダムかだと思います。
葉っぱに虫が付きやすく、実がついても虫に食べられて落ちてしまいます。このスモモも食べたことがありませんでした。
去年は、桃の栽培を参考にして葉が出る前に予防を行うと、少しは食べることができました。
今年も予防をし、手の届くところは実の摘果をしました。昨年の冬には、高く伸びた枝を短くし、周りの大きな木ものけて日当たりをよくしました。
最近、赤く熟れたスモモを目にしたので取ってみると、反対側が食べられていて、それで赤くなったようでした。
硬くても少し赤くなっただけで鳥たちは食べるのかな、と勝手に思い込んでいました。
鳥にやられないように網をかけていると、赤い実にカナブンがいるではありませんか。
鳥ではなくカナブンが犯人だったのか。
ほかの虫が食べることもあるかもしれません。早速袋掛けをしました。
袋掛けをしようとすると実がちぎれてすぐに取れてしまいます。どうもうまく袋掛けをすることが出来ませんでした。
それに少し赤みが出るとすぐに鳥や虫につつかれてしまっています。よく知っているものです。
つつかれているところをよけて食べると甘くておいしいのですが、できたらきれいなスモモを食べたい。
何とか対策をして、鳥や虫たちの被害を受けずに大きくきれいにできあがってほしいです。」
コガネムシ
カナブンに似ている昆虫にコガネムシがいます。よく見ないと見分けがつかない程です。
カナブンは腐熟した果実や樹液をエサとして吸っています。カブトムシやクワガタムシと同じような生態です。
ところがコガネムシは広葉樹の葉をエサとしています。葉っぱを丸く食い荒らしながらその葉に糞をすると、そこにまたコガネムシが寄ってくるようです。
葉っぱを食い荒らしているので、コガネムシの方が厄介です。
コガネムシと違い、カナブンの幼虫はむしろ腐った葉や朽木を分解して土を豊かにしてくれているのです。
コガネムシは害虫でカナブンは益虫ということのようです。
ところが人様には、チョット見ただけでは見分けがつかないので、一緒くたにされて、害虫と思われてしまっているようですね。
レモンの木
レモンの実がなった
姉は畑にいろんな果物の木を植えて楽しんでいます。レモンの木も青々と葉っぱが茂り、大きくなりました。
桃栗三年柿八年と言いますがレモンも3年です。
「3年半前に植えたレモンの木です。
今は青々と葉が茂っていますが、昨年の秋あたりには下の方の葉が5分の1ぐらい黄色くなって冬には落ちてしまいました。
枯れてしまったと思いましたが、春先には落ちた葉の後から芽が出てきて、今は若葉になっています。
夏の水不足もあったのでしょう。肥料が少ないと黄色くなるそうなのでそれも原因かな…
このレモンの木に、去年の冬にはたくさんのレモンがなりました。植えてから3年目でした。2年目は、1個か2個しか取れなかったのに、3年目はキャリーの箱いっぱいにレモンが取れたのです。
スーパーで見たら日本産だと1個100円ぐらいするのでうれしくなりました。
ないときにはあったらいいのにと思いますが、ありすぎるとどうやって消費しようかと悩みます。
こんなにたくさん食べられないので、友達や親戚にもあげました。
年が明けて今頃になると、レモンは硬くなったり、腐ったりします。幸い冷蔵庫で保存しておいたのは大丈夫でした。
自家製レモンのケーキ


前々からぜひレモンを使ったお菓子作りに挑戦したいと思っていたのですが、なかなか取り掛かれませんでした。先日、テレビでレモンケーキの作り方を見て、それを参考にして作ってみました。
まず、レモンをシロップ煮します。
生地を練って冷蔵庫で一晩おき、次の日生地にレモンを並べてオープンで焼き、出来上がりです。
一度作るともっと簡単にできないかなと思います。
シロップ煮を省くために、はちみつにレモンの輪切りをつけておいて使ってみました。
生地を焼いたらレモンが沈んでしまってちょっと残念でした。
レモンの汁をたっぷり生地に入れたのが原因かもしれません。もう1度挑戦です。
慣れてくるとスムーズにできるようになるのはうれしいのですが、カロリ-のことを考えると心配です。」