定年後の生活ブログ

定年後の徒然なる事柄の記録

農業高校の文化祭と農業高校で成長する生徒の物語「銀の匙」(その3)

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5月末 姉がニンニクを収穫

はじめに

 

「銀の匙」(荒川弘)は農業とは縁もゆかりもない都会育ちの主人公、八軒勇吾が農業高校に入学してからの成長の様子を描いています。

漫画を通して農業高校がどのような所かを知って欲しいと思います。

 

農業高校の文化祭

農業高校の文化祭では栽培した作物とか加工食品の販売があります。

野菜や果物、草花や加工したみそや缶詰など農業高校で生産したものを地域の方々のために販売します。

そのため、とてもたくさんの地域の方々が学校に来られます。毎年のことなので地域の方々も楽しみにされておられるようです。

周りの道路はかなり渋滞するし、販売している品を買い求める人々で長い行列が出来るし、その日は生徒も先生方もてんてこ舞いの忙しさです。

八軒のようにあれやこれやと係を重複している生徒もいて準備の段階から忙しく働いています。

エゾノー祭のように、生徒はクラスごとに焼き鳥やポップコーン、金魚すくいといった屋台も出したりします。やはり食べ物関係が多かったと思います。

農業高校にとっては地域の方々を巻き込んだ一大行事です。

 

第7巻・・・過労で入院

過労で倒れた八軒を父親が見舞いに来ましたが、厳しい言葉を残して仕事があると言って帰ってしまいました。母親とも気まずいまま別れます。

検査の結果は特に異常もなかったのですが、学校に戻った時にはエゾノー祭は終わってしまっていました。

何もできてないことに忸怩たる思いの八軒に対してアキが感想ノートを見せます。

馬術部の出し物を見に来てくれたお客さんの率直な感想が書かれていました。「ありがとう」の言葉を見て、やってよかったと感動した八軒は涙を見せます。

参加できず、何もしてないことに対する八軒のこだわりも薄まり、エゾノー祭後の馬術部の打ち上げに参加して楽しむことが出来ました。

八軒とアキは一緒に大蝦夷神社へ遊びに行くことになり、そこで絵馬に願いことを書きます。何を書いたのかを見せ合うと、「駒場が甲子園に行けますように」と同じことを書いていて大笑いしました。

秋季北海道大会が開幕となり、大蝦夷農業高校はベスト4にまで勝ち進みます。9回裏ここを抑えれば決勝戦という場面で、リリーフに駒場が登場します。ところがエラーで逆転負けしてしまいました。

大会で負けた後、駒場は学校に来なくなります。何かあったのでしょうか。

 

 第8巻・・・駒場の退学とアキの将来

八軒は、チーズを愛する中島先生のラクレットチーズ作りの手伝いをさせられることになりました。そこでチーズのことをいろいろと学ぶことが出来ました。

そんな折、食堂入り口の上に飾ってある「銀の匙」の意味を知ります。

外国の言い伝えでは「銀の匙を持って生まれた子供は生涯、食べるのに困らない」ということです。子供が生まれると願いを込めて「銀の匙」をプレゼントしているようです。

食いっぱぐれがないということでは、農家の子供はまさにそうだということです。

駒場の牧場が破産して離農することになってしまいました。規模拡大をした後にお父さんが無くなってしまい、大きな借金だけが残ってしまったのです。

アキの家も保証人になっています。駒場は迷惑を掛けられないといって、学校を辞めて働くことになりました。

八軒は自分の無力感にさいなまれます。

農家の友達は、借金を前提にした農業経営になっているから駒場のことは他人ごとではないといった現実が語られます。農家だから安泰ではない現実を八軒は知らされていくのです。

アキの家にとっても他人ごとではありません。保証人としてどう借金を返していくのか、後継ぎとして期待されているアキを交えて、経営会議が行われました。

何故か、八軒もこの会議に参加しています。そこでアキは長年の思いである、家業の酪農を継がずに馬の仕事をしたいという考えを親に話します。

それなら条件として大学に行くこと、それも公立の大蝦夷畜産大学へということになりました。

アキは全く勉強してこなかったので、成績が問題になるのですが、それなら僕が八軒が勉強を教えて後押しをしますということになりました。

 

第9巻・・・母の来校

大学進学を目指すアキは勉強にふらふらですが、部活の時は生き生きとしています。

勉強の方法を八軒は兄に相談すると、実家に虎の巻きがあるから取りに行けと言ってくれます。

アキのためにと思って、札幌の実家に帰ることを決心した八軒でした。親がいないであろう時間に帰ってみたのですが、ばったりと両親に遭ってしまいます。

結局、父親との意見の相違で喧嘩別れをしてしまいました。

母親が入学以来、久しぶりに大蝦夷農業高校にやって来ました。学校の関係者と一緒に農高で生産したものをみんなで食べます。

その中で、八軒が友達と過ごしている様子を見て、子供の成長に目を見張ります。八軒も、今までの自分ではないということを母に伝えました。

再びベーコンを作ろうと盛り上がります。もちろん中心は八軒です。

先生に相談に行くと、飼育から食べるまでの全工程を体験しようということになりました。その中には解体作業が含まれます。隣にある大蝦夷畜産大学で希望者は見学させてもらうことになりました。

「ベーコン」という名前をつけた豚が解体されます。

解体シーンも割とリアルに描かれています。生徒たちにとっては、首の動脈を切って放血する場面がきつかったようです。

さて、ベーコン作りはどうなるのでしょうか。