はじめに
道の駅「たからだの里」は国道32号線沿いの香川県三豊市財田町にあります。
財田は「さいた」と読み、宝の田んぼが広がっているので「たからだ」と名付けているように思えます。実際は山間の地で田んぼもありましたが畑も広がっており、静かな農村地帯と言ったところです。
「たからだの里」には農産物直売所、日帰り温泉、宿泊施設、地域の交流施設、パークゴルフ場といった様々な施設が整備されています。
日帰り温泉「環の湯」
温泉
目の前に山並みを望みながらゆったりとくつろげる温泉です。四季の移ろいを感じながら自然を満喫できる露天風呂もあります。温泉浴場はさっぱりとした「黄金の湯」とナトリウムを含んだぬめりのある「白銀の湯」があります。
残念ながら今回は温泉に入る予定が無かったので、何とか機会をつくって次はぜひ温泉に入りに来たいと思っています。
お食事処
温泉施設の一つにお食事処「日だまり」があります。
そこで天ぷらそば盛り合わせを頂きました。暑い夏にさっぱりとしたそばが食欲をそそり、ツルっと頂いてしまいました。
妻は地だこ刺身定食です。地だことタイとハマチの三種盛りという豪華なお刺身定食でした。味噌汁もキノコやわかめなど具だくさんで美味しかったです。
速水史朗のモニュメント
中庭は芝生広場になっていて、湯上りにビールを頂けるビアガーデンになっているようです。
その一角に速水史朗作「ぬし たからだの里モニュメント1995」がありました。
説明文によると、この彫刻は龍神を形象化したものであり、天から風と水を呼び込み財田町を豊かにする守護神だということです。
堂々とした漆黒の形が印象的でした。
香川県にはイサムノグチさんや流政之さんといった世界的な彫刻家がいますが、速水史朗さんも負けず劣らず素晴らしい彫刻家です。
東京都庁のモニュメント「宇宙からのメッセージ」(1991年)を制作した方です。
「たからだの里さいた」物産館
農産物直売所
地元の方が丹精込めて作っている野菜、果物、園芸品、加工品が販売されています。
8月上旬の今の時期は新鮮でみずみずしい桃、ブドウ、ナシといった果物がたくさん並んでいました。
季節ごとに取れたての農産物が販売されており、また地元産のお酒、ジャム、はちみつやお菓子などもあります。
我が家へのお土産
地元の方が製造販売している「山里庵」という田舎そばを買って、ざるそばにして食べてみました。
太くて黒々とした麺はつなぎが少ないせいか、すぐにちぎれてしまうのですが、そば本来の素朴な味でコシがあって食べ応えのあるものでした。
ケーキ工房「れいくんち」のプリンを買いました。
なめらかプリンはバニラベースのまさに滑らかな味、かぼちゃのプリンはかぼちゃの味がしっかりしていて、どちらもとってもおいしいプリンでした。
手作りアイスの店「フレスコ」
他では味わうことのできない手作りのアイスクリーム屋さんです。
桃、いちご、梅などたくさんのくだものの風味を味わうことのできる、ここでしか食べられないアイスクリームです。
ももの季節を味わいたくて、もものアイスクリームを食べてみました。香りが口の中にぱっと広がり、さっぱりした中にもコクのあるおいしいアイスでした。
おわりに
気温が高くて蒸し暑い時期でしたが「日だまり」の食事もおいしく、物産館での買いものもどれを買おうかと目移りばかりするほどで、楽しい一時を過ごすことが出来ました。
今度は来る時は、温泉につかって風呂上がりのビールを一杯頂きたいと思っています。