道の駅「大杉」とは
高知県にある道の駅「大杉」は国道32号線沿いにあり、大豊ICから車で5分の所です。日本一大きい杉の木と美空ひばりさんゆかりの遺影碑・歌碑への登り口にあります。
山に囲まれた山深い地に高知県第1号の道の駅として設置されました。
大豊町名物の立川そばや特産品の碁石茶・銀不老豆の加工品がたくさん販売されています。
立川(たぢかわ)そば
大豊ICから北へ更に20分ほどの所が立川です。高知から瀬戸内へ抜ける土佐街道が古くからあり立川は要衝として番所が設けられていました。江戸時代には参勤交代の本陣も置かれています。
山深い立川で食べられていた「立川そば」を頂きました。
極太切りの10割そばで、もっちりとして太い麺は、細麺とは違ってそばの香りや味を十分に堪能できるものでした。
メニューには「ボソボソ感がクセになります」と書いてありましたが、箸で持ち上げても切れてしまい、まさしくボソボソと食べる感じです。
イノシシ肉のトッピングも珍しく、歯ごたえのあるあっさりしたお肉で美味しかったです。
碁石茶
江戸時代から土佐藩の特産品でしたが、昭和になっても作り続けていたのは小笠原家の一軒だけでした。
昔から胃腸に良いとされていたお茶なので、近年の健康ブームで再び注目が集まるようになりました。
夏に茶葉を刈り取った後、むしろに積み上げて一回目のカビ付けをします。
これを桶に詰め込んで再発酵させ、小さく切り分けてからむしろの上で天日干しをして乾燥させます。これが黒の碁石のようなので「碁石茶」と言われています。
無添加無農薬の茶葉を2段発酵させており、豊富に植物性乳酸菌が含まれています。
パック入りの碁石茶と碁石茶ようかん、碁石茶せんべいを買いました。
碁石茶ドリンク
缶の形をした紙で作られた自然に優しい飲料容器に入っています。
冷やしていただく碁石茶は、のど越しにかすかに漢方薬のような香りのする、まさに健康によいお茶の味でした。
碁石茶ようかん
碁石茶を練り込んだ茶色のようかんは、おイモの味のようで、しつこくないさっぱりとした甘みがあり、とても美味しいものでした。
碁石茶せんべい
香ばしい香りのある素朴なせんべいの味でした。
銀不老(ぎんぶろう)
不老長寿の豆として大豊町で古くから自家栽培されているインゲン豆のことです。
「銀」は黒色で艶があることから「不老」は体に良い豆の成分が活力を与え若さを保つことにちなむとされています。
銀不老を使った大福とロールケーキを買いました。いずれもテレビで紹介されて大絶賛だったということです。
銀不老大福
ココアパウダーと銀不老を練り込んだ餅が、かすかなチョコレート味を醸し出しており、独特の風味を味わいました。
クリームと白あんが上品で、口の中でとろける甘さでした。お茶との相性は抜群です。
JAL国内線のファーストクラス機内食で提供されたことでも分かるように、厳選された一品です。
銀不老ロール
ココアの香るカステラには竹炭を使用し、たっぷりのクリームを塗った上に銀不老の粉末を練り込んだミルク餡を加えます。
これを丁寧に巻き込んで仕上げたものが銀不老ロールです。
いかにも健康的で、しっとりしたふわふわの大人の甘さを醸し出すケーキでした。
追記:美空ひばりさんゆかりの地
美空ひばりさんが、この近くで、9歳の時に大きな事故に遭遇しましたが、一命をとりとめています。
詳しくは、こちらをご覧ください。↓↓↓
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