はじめに
大川村・土佐町・本山町・大豊町の4町村からなる嶺北地域は、四国の中央部に位置し、高知県北部の県境にあります。
嶺北(れいほく)地域というのは、県庁所在地である高知市から見ると山の嶺を越えた北にある所です。
吉野川の源流地域にあり、川は西から東へ、そして徳島県へと流れています。
嶺北地域の北側には四国山地が連なり、吉野川を挟んで北も南も山々に囲まれている地域です。
このため地域の90%近くを山林が占めており、典型的な山村地域です。
人口
若年層の流出に加え、出生率の低下による少子化や高齢化が進行しています。
嶺北地域の人口は1万2千人あまり、うち65歳以上人口割合が45%と言われています。
交通
四国横断自動車道が開通したことで、四国内及び中四国方面へのアクセスが向上しました。
新寒風山トンネルによる愛媛県方面へもスムーズな移動が可能となってきています。
見どころ
人口減少が進み、地域の活力を生み出すために様々な取り組みを推進しているようですが、歴史的にも文化的にも多くの観光資源を有している地域です。
これまで大豊インターチェンジを利用して、この地域の特徴ある観光地を巡ってきました。
道の駅「大杉」
道の駅「大杉」は高知県第1号の道の駅で、大豊町名物の立川そばや特産品の碁石茶・銀不老豆の加工品がたくさん販売されています。
大杉と美空ひばり
道の駅「大杉」のすぐ側には、日本一の大杉と美空ひばりさんの遺影碑と歌碑が建立されて「大杉の苑」として整備されています。
豊楽寺
豊楽寺(ぶらくじ)薬師堂は四国最古の建物で、高知県にある唯一の国宝建造物があります。
定福寺
定福寺には日本で7番目に設立されたとされる万葉植物園や大賀蓮があります。
道の駅「土佐さめうら」
道の駅「土佐さめうら」は地元食材を堪能できる地元愛あふれる場所です。
早明浦ダム
早明浦ダムは「四国の水瓶」と言われており、一級河川の吉野川上流部に建設されました。
大原富枝文学館
大原富枝文学館は生誕の地に、その生涯の歩みと作品を紹介している記念の文学館です。
おわりに
人口減少が進んでいる嶺北地域ですが、移住者を積極的に受け入れており、Iターンの人たちも増えているようです。
まさに自然の中で暮らしているといった環境なので、この自然環境を求めてやってくる人たちも多いのではないでしょうか。
|