定年後の生活ブログ

定年後の徒然なる事を四国から発信

山里にある67番札所大興寺

はじめに

のどかな山村の中にひっそりとたたずむ67番札所のお寺です。

仁王門の外から見ると、こんもりとした小山の中に境内があります。

かつてはここに多くの堂宇が建立されて、仏教の一大修行地であったといわれていますが、今は、静かな山里に存在しているこじんまりとしたお寺といったところです。

地元では一般に「小松尾寺」として親しまれているようです。

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境内

仁王門

高さ314cmもある金剛力士像は鎌倉初期の運慶作と言われており、四国で一番大きい仁王像です。見上げるほどに大きくて迫力があります。

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修行大師様

仁王門の前にあります。

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参道の階段

94段ある参道の階段横には、弘法大師がお手植えしたとされる、カヤの木とクスの木の大木があります。

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階段下の岩の上に、小さな妖怪?2体が置かれているのを見つけました。 

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樹高20m樹齢、1200年余のカヤの木。

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カヤの木

 クスの木は樹高24m、樹齢700年余といわれています。

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クスの木

  

本堂

本尊は薬師如来

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「七日燈明」といって、本堂で赤い蝋燭を灯して7日間祈祷していただくと、特に病気平癒、安産、良縁にご利益があるということです。

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三鈷の松

本堂の前にある松は「三鈷の松」と呼ばれていて、松の葉はご利益があるとされています。

特に説明の看板もなく、屋根付きのブリキ箱に入れられています。

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大師堂

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天台大師堂

中国隋代の僧侶で、天台宗の開祖とされる智顗(ちぎ)をお祀りしています。

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鐘楼

梵鐘は、地元の神社で使われていたものですが、戦争中の金属供出を免れた神仏混淆の名残を示すものとされています。

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水子地藏

鐘楼の前に、赤ちゃんを優しく抱いている水子地蔵様がいます。

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池の中にある地蔵菩薩

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熊野三所権現

大興寺のすぐ隣に祀られています。

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左が荒魂神社、右が熊野三所権現

 

 

縁起

寺伝によると熊野三所権現の鎮護のため、東大寺末寺として742年に創建されたことを始まりとするようです。

最澄の影響で天台宗となりましたが、嵯峨天皇の勅願により空海が再興したと伝えられます。

往時には、真言宗と天台宗の坊が軒を連ねており、空海と最澄の教えを学ぶ二宗兼学の道場として栄えていました。

そのため、本堂の左側には弘法大師堂、右側には天台宗の智顗(ちぎ)を祀る天台大師堂があります。

長曾我部元親の兵火によって焼失しますが、1741年、本堂が再興されました。

 

おわりに

山里の森の中にひっそりと隠れるように佇んでいる大興寺は、歴史の趣を感じさせてくれるお寺でした。

華々しい伽藍のあるお寺とは一風違った雰囲気を味わうことが出来るのではないでしょうか。