はじめに
山あいの辺ぴな地に突如、洋風の巨大な館が出現します。
タオルと言えば「今治タオル」のブランド名で全国的に名が知られているタオルの産地、今治市にあるタオルの美術館です。
高級なホテルのような外観で、結婚式場としても利用できる、タオルとアートが融合した空間を提供しています。
概要
2000(平成12)年、朝倉地域の自然とタオルアートの融合、癒しのスペースの提供をコンセプトとして、タオルメーカーの一広株式会社によって開館されました。
建物は5階建て、4階屋上にヨーロピアンガーデンがあります。タオルを使用したアート作品や、綿花から糸になるまでの紡績工程及びタオルの製織工程を実際の機械を使用して展示しています。
1階エントランス
可愛くてビッグなタオルのきりんが出迎えてくれました。
4階5階ギャラリー
ギャラリー入り口
1F右手のミュージアムマルシェを通り、エスカレーターで4Fへ上がるとギャラリーの入り口があります。
糸巻アートの「キティちゃん」
「キティちゃん」がお出迎えしてくれました。
糸を円筒状のボビンに巻き付けたものを「チーズ」と言うそうで、その「チーズ」を3000本使用して制作したものです。
コットンロード
綿で作られた巨大なショートケーキやハンバーグがありました。
タオル製造工程
入り口を入ると、どのようにタオルが製造しているのかが分かるように、実物の機械を設置して展示されています。
説明文の看板が、きりんさんの首から掛けられていました。
ムーミンの世界(常設展)
ムーミンの生みの親はフィンランドのトーベ・ヤンソンさんです。
ムーミンはカバではありません。
本当の名前は「ムーミントロール」と言い、神話に出てくる醜い生き物だそうです。
ヤンソン氏は「存在するもの」と言っていたそうです。
意外な話の説明がありましたが、ムーミンは愛嬌があってかわいいですね。
ムーミンの世界を長大なタオルで表現していました。
キャシー中島の世界(常設展)
ハワイアンキルトの第一人者である、キャシーさんの思いの詰まったアート作品が展示されています。
くまのプーさん(特別展)
くまのプーさんおひさまマーケット」と題して、ディズニーとコラボした企画展が行われていました。
屋上ガーデン(4階)
芝生のきれいなヨーロピアンガーデンが整備されています。
多肉植物の栽培や販売が行われている、ガラス温室があります。
タオル工場見学ブース(4階)
4Fにはタオル工場見学ブースもあり、ここから実際に稼働している工場の様子を見学することが出来ました。
ガーデンカフェ(4階)
タオル美術館には、1Fにミュージアムカフェ、4Fにガーデンカフェ、ヨーロピアン・ガーデンに王府井(ワン・フー・チン)があります。
ガーデンカフェで牛しゃぶカレーをいただきました。牛しゃぶとカレーのコラボは珍しかったのですが、とても美味しいカレーでした。
おわりに
11月に訪れたので、すでにクリスマスモードになっていました。
タオル美術館では、タオル生地を使って細かく美しく表現できることを知り、その色の豊富さにも驚かされました。
四国の今治で素晴らしいタオルが生産されていることをうれしく思いました。