定年後の生活ブログ

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今治市立ふるさと美術古墳館で古代のロマンを実感

はじめに

タオル美術館のある地域を朝倉と言います。古い歴史のある地域で多くの古墳があり、近くには国分寺があります。

かつては越智郡朝倉村でしたが、2005(平成17)年に今治市と合併しました。

この朝倉の地に緑のふるさと公園があります。温水プールのあるB&G海洋センター、ふれあい交流センター、展望台、アスレティック、ジャングルジムなどの遊具、テニスコートやグランドなどが整備されています。

 

公園の一角に、今治市立ふるさと美術古墳館がありました。 

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ふるさと美術古墳館

施設概要

木造階建ての建物が丘の上に立っています。

郷土の遺跡や遺物を研究・保存したり、文化的啓発を目的として設立されたものです。

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入り口のエントランス

昔のオルガンや木製作品が展示されていました。

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1階 考古室

旧朝倉村にはたくさんの遺跡や古墳があり、そこから出土した貴重な資料を展示しています。

竪穴住居模型や朝倉の地形・地理模型によって、理解を深められるような工夫がなされていました。

竪穴住居模

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弥生土器

テーブルの上にたくさんの様々な種類の弥生土器が展示されていました。

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須恵器

半島から伝来した技術で、釜で高温で焼かれた薄手・硬質な土器です。古墳時代に作られ始めています。時期的な経過が分かるように展示されていました。

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銅剣

複製ですが、この朝倉の地で発見された弥生時代のものです。

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銅鏡

古墳から出土した複製の銅鏡が展示されていました。本物は東京国立博物館に所蔵されているようで、貴重なものです。

銅鏡は2000年前に中国の漢の時代に作られたもので、はるばると朝倉の地に伝えられたものです。

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装身具

イヤリングやネックレス・勾玉などが古墳から発掘されています。金属の場合、素材は青銅製ですが金が塗られているものもあるようです。

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木簡

朝倉から運ばれた米の荷札が、奈良の平城京跡で発見されています。

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2階

地元出身の作家、渡邉篤子さんの作品が展示されていました。

こよりがテーマで紙は神に通じ、こより「紙」と「縒り」、「かみより」~「かうより」になり「こより」と呼ばれるようになったようです。

幻想的な作品でした。

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野々瀬古墳群

緑のふるさと公園から3kmほど離れた笠松山の山麓に、愛媛県下で最大の野々瀬古墳群があります。

古墳群と呼ばれているぐらいなので、たくさんの古墳が集中しています。

かつては100基以上あったようですが、開発によって、今は20基の弥生時代後期の円墳が残されているだけです。

それでもかなりな数の古墳が保存されています。

3号古墳

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七間塚古墳

愛媛県下でも規模が大きい横穴式石室のある円墳です。石室の長さ9m、高さ2,2mもあり花崗岩の巨石で築造されています。

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おわりに

朝倉はのどかな田園風景の広がる地域ですが、2000年以上前から人の営みがあったことを示す、遺跡や遺物がたくさん残っている歴史あるところです。

地域の人々による理解と協力で、このような素晴らしい歴史がしっかりと保存されていることは素晴らしいことだと思いました。