はじめに
駅の名前に湯浦ノ温泉とありますが、ここに入浴できる温泉はありませんが温泉スタンドがありました。
道の駅がある一帯は「湯浦温泉郷」になります。
愛媛県今治市の南東に位置し、渚百選に選ばれた白砂清松の桜井海岸が近くにある高台に温泉郷があります。
温泉郷にはフィットネスジムを備えた「公営クアハウス今治」、「ケーオーホテル」「ホテルアジュール汐の丸」「四季の湯ビア工房」といったリゾートホテル、桜井総合公園が整備されています。
道の駅
国道196号(産業道路)沿いに1998(平成10)年に開設されました。
駐車場・トイレ・物産館・情報コーナー・レストランなどの施設が整備されています。
駅の建物は和風建築で、今治市周辺の各種情報や特産品を提供しています。
サイクリストの「みきゃん」
瀬戸内しまなみ海道はサイクリストの聖地で、これを愛媛のキャラクター「みきゃん」が応援しています。
FC今治
道の駅入り口に、FC今治を応援するためにポスターが貼られていました。
2010年、南アフリカワールドカップで監督としてベスト16に導いた岡田武史さんが、FC今治のクラブ経営者として活躍しています。
ミカンとレモンの詰め放題
愛媛はミカンやレモンの特産地です。
レモンは実家で栽培しているので、ミカンを袋にいっぱい詰め込みました。
レストランで今治名物「せんざんき」
「せんざんき」は今治名物の鳥のから揚げのことです。
いわゆるご当地から揚げで、お店ごとに秘伝のレシピで作っているようです。
道の駅レストランの「せんざんき」は、「海峡つゆ」で下味をつけて、ジューシーに揚げたから揚げです。
「海峡つゆ」は道の駅がオープンした際に、かつお節大手のヤマキと駅を運営する来島開発が共同開発した瀬戸内海の海の幸エキスをふんだんに使ったつゆです。
下味がしっかりついた大きなから揚げは、食べ応えがあって独特の海の風味を味わうことが出来る一味違ったとてもおいしいから揚げでした。
温泉の湯煙を演出した泉源広場
温泉の湯けむりをイメージしたモニュメントで、一定の時間ごとに白い湯けむりが出てきます。
温泉スタンド「湯ノ浦温泉」
時間は7:00~21:00までで、100円95ℓで給湯できます。
持ち帰るのは大変そうですが、家で温泉に入れると最高ですね。
湯浦温泉郷の歴史
湯浦温泉郷のある桜井地区は、伊予の国府や国分寺があり、古くから伊予国の政治や文化の中心地でした。
「湯ヶ谷」「湯之上」など温泉にちなんだ地名も多く残っています。
光明皇后の勅願によって開創された国分尼寺には岩風呂があったようです。
このことから、光明皇后ゆかりの保養、療養の場ではなかったかと思われます。
現在でも、弘法大師が石窟を開き、病気を治したのが始まりといわれる桜井石風呂が営業をしています。
昭和52年、今治市が宣言の開発に成功して湯浦温泉とされました。
平成6年には四国初の国民保養温泉地に指定されます。
これは温泉の利用促進を目的として温泉法に基づき環境大臣が指定するものです。
おわりに
今治は歴史もあり、名物もあり、スポーツもありの素晴らしい所であることを、道の駅を訪ねることで知ることが出来ました。
次回、来る時は湯浦温泉に入って、ゆったりした時間を過ごしたいと思いました。
追記:「しまなみ鯛塩ラーメン」
伯方の塩を使ったラーメンを買って帰り、食べてみました。
トッピングは近くのスーパーで買ってきたものばかりで、何の代り映えもありませんが、もやし・ゆで卵・ほうれん草・チャーシューを使ってみました。
何といってもラーメンのスープがとっても美味しい!
ミネラル豊富な伯方の塩を使ったあっさり塩味で、鯛のだしが良く出ていてとっても美味しいスープでした。