はじめに
姉は手先が器用なので、いろいろと小物作りや裁縫を楽しんでいます。
「七宝焼き」の市民講座にも参加して、作品制作に励んでいました。
ブローチづくり
七宝焼きの講座があると聞き、ブローチやペンダントが作れるといいなあ、と思って申し込みました。
1回目はスプーンの持ち手の飾りを作り、2回目に待ちに待ったブローチ作りをしました。
どんなふうに作っていったのかを紹介します。
製作過程
①銅板に好きな形を書いて、切り抜きます。
端っこがざらざらしているのでやすりで磨きました。表から裏に向かって磨くようにします。
②丸みのある木枠の中で銅板を木槌でたたいて丸みを付けました。
③銅板の表面についた脂分や汚れを洗剤で落とし、拭き取ります。
④銅板の裏に、熱処理後の変形を抑えるために裏引きを塗りました。
⑤釉薬を竹べらですくい、表の銅板にのせます。
真ん中に置いた釉薬を竹べらで伸ばしながら端の方ぎりぎりまで下ろします。
釉薬がなくなったら竹べらで足しながらでこぼこにならないように整えます。
⑥釉薬を塗った銅板の上にフリット(粒状の釉薬)を置きます。
小さな粒々でいろんな色がありますが焼き上がりのイメージができないのが不安でもあり面白いところだと思います。
そのあと乾燥させました。
⑦金網の上に作品を置き、電気炉の中へ入れて焼きます。
窯の中でフリットが溶け
た頃、針金が曲がったような道具でマーブル模様を描きます。高温なので、注意が必要です。
電気炉は暑くて中の様子がよくわからないのでどんな模様ができているか不安でした。
⑧外に出して、温度が冷えてきたら模様が現れてきます。
マーブルになってないところもありますが、初めてなのでこんなものかと思います。
釉薬は焼くと予想外の仕上がりになり、失敗したと思ってもそれなりに仕上がることが分かりました。
他にもブローチ
葉っぱのペンダント作り
初めに薄く青の釉薬を塗り焼き付けました。そうすると、銅板の色が目立たなくなり、思った色が出やすくなります。
850度で50秒焼いています。
2回目は3色の色を塗って焼きました。
薄い色を先に塗り、あとから濃い色を重ねます。
塗った時の色と焼きあがった時の色は違っているので気に入らなかったら何回か釉薬をつけて焼くこともできます。
緑の色が少ないと感じたので葉の先や葉っぱの軸の元に少し緑色を重ねて焼きました。
気に入った仕上がりだったので完成です。
これをペンダントの飾りにします。
他のペンダント作品
幾何学模様が渋い作品です。
2022(令和4)年の新作
ブローチ
ピエロと魚のブローチです。うまく色がでました。
ペンダント
独特の模様の花柄ペンダントです。手作り感があふれています。