はじめに
愛媛県総合科学博物館は、愛媛県の産業や科学技術・自然に関する資料を保存・展示していて、松山自動車道のいよ西条ICから車で5分の所にあります。
宇宙を体感できる世界最大級のプラレタリウムも併設されています。
外観
円錐形でガラス張りの斬新なエントランスホール棟に入り口があります。
展示棟は正方形レストランがあるのは三日月形の建物、プラネタリウム棟はドームの直径が30メートルもある球形です。
幾何学的に組み合わされた近未来的でモダンな建物で、あの有名な黒川紀章さんのデザインです。
エントランスホール
総ガラス張りの建物でてっぺんまで見通すことが出来ました。
ホールの真ん中にある円形の部分が地階のプラネタリウム入り口に通じる階段です。
展示室への入り口
常設展示室は3階と4階にあるので、受付の隣のエスカレーターで上がっていきます。
見学コースは4階から3階へということでした。
4階の自然館
古代インド人の宇宙観
大亀の上に乗っている象が大地と空を支え、その上で太陽が輝いています。全体をヘビが包み込んでいるという感じです。
大迫力の恐竜たち
実物大の動く恐竜「ティラノサウルス」と「トリケラトプス」で、15分おきに動きます。
鳴き声も再現されていて、ちびっ子たちは固まって見入っていました。
パラサウロロフス
巨大な恐竜の骨格標本(模型)です。こんな巨大なものがいたことにびっくりです。
ナウマンゾウ
後ろから人が槍で狙っています。
本物の水槽?
愛媛県愛南町鹿島の海中を再現したジオラマでした。
愛媛の動物たち
3階の科学技術館と産業館
ロケットエンジン
入口に日本の宇宙開発技術を紹介するコーナーがあります。
いきなりH‐ⅡAロケットエンジンの迫力ある実物大模型が目に飛び込んできました。
「生」のゾーンに電子顕微鏡がありました。
スーパーコンピューター「京」が展示されています。
「動」のゾーンでは力とエネルギーについて理解するための体験が出来る装置がありました。ボールが上からクルクルと回って落ちてくるのですが、よく分かりませんでしたが楽しく見させてもらいました。
炊飯器を発明した方のコーナー
炊飯器の父といわれているのは、地元、新居浜市出身の三並義忠さんです。
薪を使ってかまどでお米を炊くという時間も手間もかかることから、電気で自動的にお米を炊くという炊飯器が出現したことは、生活スタイルを一変させる革命的なことであったと思います。
朝永振一郎さんの色紙
日本で2人目にノーベル賞を受賞した朝永氏が、長野県の旅館の女将に求められて、「文字を書くのが苦手だから」といって描いたものだそうです。
スポーツカーの実物
伊予鉄道1号機関車(複製)
1888(明治21)年にドイツから輸入され、日本最初の民間軽便鉄道として60年もの間、走っていました。夏目漱石の小説「坊っちゃん」に登場し、坊っちゃん列車と呼ばれています。
屋外展示
四阪島製錬所で使用されていた転炉、精錬するとき生ずるかす(カラミといいます)を運搬していたカラミ電車などの大型産業機械を展示しています。
科博レストランとミュージアムショップ
お天気が良かったので、とても日当たりの良く気持ちの良い席でお昼をいただきました。
おわりに
大人も子供も1日楽しめる博物館です。
子供さんも見るだけでなく、試したり触ったりする体験も出来るので、飽きることなく楽しめるところです。
大人も科学的な知見を深められるような展示だと思いました。