定年後の生活ブログ

定年後に行政書士となり、四国のことを発信しています

5番札所の地蔵寺にある樹齢800年超の大イチョウ

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 定年後の暮らしへ
にほんブログ村

はじめに

鳴門市にある1番札所霊山寺から10番札所切幡寺までは吉野川の北側に比較的、連続して位置しています。

ちょうどその中間にあるのが5番札所の地蔵寺です。かつては、300余りの末寺を持つ大寺であったようです。

お寺の栄華を見てきたであろう樹齢800年を超す大イチョウが境内の真ん中にありました。

幹の太さから歴史と生命力を感じることができます。

f:id:teinenoyaji:20201222191543j:plain

 

境内

仁王門

金剛力士像ではなく多聞天と持国天の二天像が置かれています。

通常は右が阿形で左が吽形なのですが、地蔵寺では阿吽が逆です。

f:id:teinenoyaji:20201222191843j:plain

 

f:id:teinenoyaji:20201222192040j:plain
f:id:teinenoyaji:20201222192103j:plain

 

 鐘楼と修行大師

仁王門を入って、すぐ左手に鐘楼があり、修行大師さまがお出迎えくださりました。

f:id:teinenoyaji:20201222194154j:plain

 

本堂

本尊の勝軍地蔵菩薩さまは、甲冑を身に着けて軍馬に乗った雄々しいお姿をしていて、悪者を退治して災いをはらってくださります。

f:id:teinenoyaji:20201222193232j:plain

 

大師堂と淡島堂

本堂から離れていますが、向かい合わせでカラフルに彩られている大師堂があります。

 淡島堂は和歌山県の淡島神社の分身で、喘息や婦人病に御利益があるといわれています。

f:id:teinenoyaji:20201222193019j:plain

 

たらちねイチョウ

「たらちね」は母にかかる枕詞です。800年以上もお寺を見守り続けている、母なるイチョウということなのでしょうか。

f:id:teinenoyaji:20201222193629j:plain

 

地蔵尊と水琴窟

先祖供養や水子供養のための経木に水をかけると、水琴窟に水が落ちます。ポト~ン、ポト~ンといった何とも言えないきれいな音を聞くことができました。

f:id:teinenoyaji:20201222193815j:plain

 水琴窟については、私の亡き父もあちこちで作っていました。父の残した水琴窟については、こちらをご覧ください。↓↓↓

www.teinenoyaji.com

縁起

寺伝によると821年、嵯峨天皇の勅願によって、弘法大師が本尊として勝軍地蔵菩薩(1寸八分=5.5cm)を彫り、開基したとされています。

嵯峨天皇・淳和天皇・仁明天皇の帰依を受けていました。

宇多天皇の時に、熊野権現の導師である浄函上人が延命地蔵菩薩(二尺七寸=80cm)を彫って、勝軍地蔵菩薩を胎内に納めたとされています。

本尊が勝軍地蔵菩薩ということもあり源義経をはじめとして多くの武将に厚く信仰されました。

1582年、長曾我部軍の兵火によってすべて焼失してしまいます。

江戸時代になって徳島藩主蜂須賀氏の庇護にを受けて再興されました。

 

五百羅漢

『四国でただ1ヶ所(等身大・木造佛)五百羅漢 歩いて5分、車で1分』という看板につられて行ってみました。

地蔵寺の奥の院、五百羅漢堂には極彩色の羅漢像がたくさん並んでいました。

羅漢というのはお釈迦様のお弟子さんのことです。

五百羅漢は江戸時代後期のものですが、1915(大正4)年に火災で半数以上が焼失してしまい、現在残っているのは200体ほどだそうです。

f:id:teinenoyaji:20201222203922j:plain

 

f:id:teinenoyaji:20201222204111j:plain

 

昔の五百羅漢堂の絵図が描かれているチケット

f:id:teinenoyaji:20201222204248j:plain

 

提灯の薄明かりに浮かび上がる羅漢さんを見ていると、この世のものとも思えない感覚を覚えます。

f:id:teinenoyaji:20201222204855j:plain

f:id:teinenoyaji:20201222205422j:plain

 

おわりに

何といっても地蔵寺の巨大な「たらちねイチョウ」に圧倒されました。

訪れた時は、全体が黄色に色づく時期を過ぎてしまっていたのですが、それでも紅葉の風情を楽しむことができました。

800年以上ここに立っているイチョウの木を、どれほどたくさんの人が見ただろうかと想像するだけでも、歴史のロマンを感じることができる場所だと思います。