はじめに
高知のよさこい祭りは、60回を超える長い歴史があり高知の夏の風物詩です。
自由でパワフルな踊りが特徴で、エネルギッシュな躍動感あふれる高知の祭りとして、すっかり定着しているばかりでなく、全国にも「よさこい」が広がっています。
高知市の中心部にある、「よさこい祭り」を紹介する「高知よさこい情報交流館」に行ってきました。
「高知よさこい情報交流館」とは
2013(平成25)年、よさこい祭りの第60回記念大会を記念して、はりまや橋近くにオープンしました。
今や全国区の知名度を誇る、よさこい祭りの歴史や魅力が分かる施設です。
よさこい祭り
戦後の不景気の中、市民を元気づけようと1954(昭和29)年に誕生した夏祭りです。
初めは、日舞の振り付けによる舞踊で「正調」といわれるスタイルでしたが、アレンジによってサンバやロック、ヒップホップなどといった趣向を凝らした音楽と振り付けとなり、個性的な衣装とともにパワフルな祭りに発展していきました。例年、祭りは8月9日の前夜祭を皮切りとして、10日・11日の本番、12日の最終日に県外チームによる全国大会と後夜祭で締めくくられます。この4日間、高知はよさこい一色となって盛り上がりを見せています。
武政英策(たけまさえいさく)
よさこい祭りで使用される「よさこい鳴子踊り」の作詞作曲を行うとともに、鳴子を使った踊りを考案しました。よさこいの生みの親ともいえる人物です。生まれは愛媛県ですが、戦争中に高知に疎開し、そのまま高知で過ごした人です。
ペギー葉山が歌った「南国土佐を後にして」の作詞作曲も行っています。懐かしい…
珍しい鳴子も展示されていました。
よさこいの6大要素
「衣装」「踊り」「音楽」「地方車」「鳴子」「メダル」がよさこい踊りになくてはならない6大要素とされています。
演舞場マップ
海洋堂が制作したジオラマボックスで、各演舞場が表現されています。
よさこい年表
よさこいタイムトンネル
2階への通路には、よさこい踊りの歴代ポスターが年代順に展示されています。
よさこいシアター
150インチの大型スクリーンで、過去の貴重な映像や、現在の華やかな踊りの様子を見ることができます。
衣装展示
各チームの独創的で趣向を凝らした衣装が展示されています。
未来のよさこい~灼光~
学校法人龍馬学園 国際デザイン・ビューティカレッジの学生さんによる作品です。
おわりに
よさこい祭りは、コロナの影響があり2年連続で中止となってしまっています。
高知でよさこいが見られないことは、大変残念です。今年は、何とか開催できることを願っています。
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