はじめに
歴史のある宇和町を見下ろす高台に、近代的建築の愛媛県歴史文化博物館があります。愛媛の歴史や民俗に関する資料が豊富に展示されているだけでなく、実物大に復元したセットや模型もたくさんあり、見飽きることのない博物館でした。
入口
玄関
エントランス
エスカレーターで2階に上がり、広~いエントランスを通って、受付へ行きます。
はに坊
マスコットキャラクターの「はに坊」が出迎えてくれます。
展示室の竪穴式住居に住みついているハニワの国で生まれた男の子です。
ドングリが大好物で、古墳めぐりを趣味にしているそうです。
2階・歴史展示
原始・古代
縄文時代や弥生時代の古墳時代の資料が展示されています。
藤原純友の乱
平安時代末に、南予の日振島(ひぶりじま)を拠点とした藤原純友が瀬戸内海一帯で反乱を起こしました。
藤原純友の人形が説明してくれます。
中世
中世の民家が実物大で再現されています。
中世の武士
元寇の資料と大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出てくるような、武士のきれいな装束が展示されていました。
村上水軍
なんといっても瀬戸内海では、伊予の村上海賊が活躍しました。
実物大の村上水軍の軍船です。
近世
伊予にあるお城の精巧な模型が、展示されています。
庶民が生活の中で使っていたものが展示されています。
商家が実物大で再現されています。
近・現代
明治維新の愛媛県
伊予鉄電車
昭和の町並
2階・新常設展
『和紙彫塑による「弘法大師空海」の世界 密●空と海―内海清美展』
和紙彫塑家である内海清美氏の独特の世界観が広がっている、幻想的な展示でした。
1階・民俗展示
愛媛の祭り
四国遍路
愛媛の人々のくらし
昔の家が再現されていましたが、私が小学校の頃まで住んでいた家と全く同じだったので、驚きました。
おわりに
たくさんの資史料と実物大に復元された展示物があり、時間を忘れて興味深く見ることができました。
この博物館ほど、実物大に再現されたものや模型が数多く展示されている博物館は、四国には見られないのではないかと思います。
歴史を体感できるように工夫されていました。
この博物館で、改めて、奥深い愛媛の文化や歴史を感じることができました。
あまり参観者がいませんでしたが、多くの人に見てもらいたい博物館です。
レトロな車
昭和40年代のスバル360です。今、走っているのを見かけたら、思わず振り返ってしまうでしょうね。