はじめに
「牛岐城跡」は徳島県で唯一、恋人の聖地として認定されています。
少し小高い丘になっている城跡の周辺は、公園としてきれいに整備されており市民の憩いの場となっています。
恋人たちが訪れ、話をしながら散策できる素敵な場所だと思います。
牛岐城跡公園の入り口
牛岐城跡の本丸
本丸跡にある「恋人の聖地」
階段を上がっていった先にある城跡の頂上には、383,00個ものLEDで飾られている、高さ6mの「キラキラ・ドーム」が設置されています。
阿南市には、世界的なLEDメーカーである日亜化学工業があるので、LEDゆかりの町としてLEDをたくさん使ったモニュメントを建設しているようです。
LEDが点灯される夜には、幻想的な景観に浸ることができることでしょう。
残念ながら昼間に訪れたので、LEDの明かりを見ることができませんでした。
本丸跡からの展望
小高い丘の上からは、阿南市の町並みを展望することができます。
牛岐城(うしき)とは
戦国時代、阿波を支配していた細川氏の家臣新開氏の居城でした。
1580年、土佐の長宗我部元親の侵攻によって落城します。
1585年、豊臣秀吉の四国攻略によって、阿波国は蜂須賀家が支配することとなり、家臣の細川政慶(まさよし)(のちに賀島に改姓)が入城しました。この時、牛岐を富岡に改め、富岡城と呼ばれるようになったようです。
1638年の一国一城令によって、城は取り壊されました。
1999(平成11)年、本丸跡に産業展示館が建設され、発掘された城の石垣も保存されることとなりました。
おわりに
訪問したときは、お天気が良く、展望台からの町並みがよく見張らせて気持ちがよかったのですが、LEDが点灯する夜は、また違った趣があることでしょう。
次は、LEDがキラキラと点灯している時に訪問したいと思いました。
追記:本丸の下にある巨大なドーム
本丸の下にも巨大なドームがあり、LEDで飾られているようでした。