「小豆島」はオリーブの島
1907(明治40)年、農商務省が三重・香川・鹿児島の3県を指定して試験栽培を始めました。
小豆島に植えたオリーブだけが順調に生育し、日本で初めてオリーブの栽培に成功しました。
先人たちのたゆまぬ努力によってオリーブ栽培が盛んになりますが、戦後のオリーブ輸入自由化によって、国産オリーブは下火になってしまいます。
しかし、平成以降、イタリア料理や健康食品ブームで国産オリーブの需要が増大するとともに、オリーブ栽培を始める移住者や6次産業化を目指す農業者が増加してきており、栽培面積も増えています。
「小豆島オリーブ公園」にあるオリーブの木
道の駅「小豆島オリーブ公園」
道の駅「小豆島オリーブ公園」には、約2,000本ものオリーブが栽培されている文字通りのオリーブ公園です。
瀬戸内海を見下ろす小高い丘に広がる公園からは瀬戸内海が一望できます。
地中海にあるギリシャのイメージをもとにした建物でまとめられています。
白いギリシャ風車
白いギリシャ風車を背景に、「魔法のほうき」にまたがって記念撮影をすると「SNS映えする」と人気です。
「魔女のほうき」はオリーブ記念館で無料で貸し出されています。
ギリシャのミロス島から贈られました。
オリーブ記念館
公園の中心にある建物です。
小豆島でのオリーブ栽培の歴史を知ることができます。
記念館前のモニュメント「明日へのメッセージ(友愛)」
ふれあい広場
イベント広場
広場の向こうには瀬戸内海が広がっています。
「魔女の宅急便」ロケ地
「魔女の宅急便」は角野栄子による児童書で、主人公のキキが親元を離れ、知らない町で魔女として一人立ちする姿を描いています。
1989年にスタジオジブリによってアニメ映画化されてヒットしました。
2014年には東映によって実写版の映画が公開されています。「海と山に囲まれた豊かな自然が原作のイメージにふさわしい」ことから小豆島がロケ地に選ばれました。
物語のはじまり
雑貨ハーブカフェの「コリコ」
実写版の映画「魔女の宅急便」のロケ地として使用された建物です。
「グーチョキパン屋」とした使われたロケセットが雑貨屋として生まれ変わりました。
ハンドメイドのフラワーアクセサリーや雑貨を楽しむことができます。
ハーブ関係施設
オリーブの木だけでなく、130種類ものハーブが栽培されています。
ハーブガーデン温室
ハーブクラフト館「ミロス」
おわりに
小豆島特産のオリーブを生かして、地中海情緒あふれる憩いの場所になっている観光地です。
インスタ映えスポットもあちこちにあり、素敵な写真を残すことができます。
小豆島観光の目玉ともいえる場所に、ぜひ立ち寄ってみてください。
オリーブ畑のドア