はじめに
2022(令和4)年は、高知が生んだ「日本の植物分類学の父」牧野富太郎博士の生誕160年です。
来年前半にはNHK連続テレビ小説「らんまん」の主人公として、その生涯がドラマ化されるそうです。
牧野博士の業績を記念した「高知県立牧野植物園」に行ってきました。
牧野富太郎とは
1862年、高知県に生まれた牧野富太郎は、独学で植物の知識を身に付けていきます。
22歳で上京し、東京大学理学部植物学教室への出入りを許されるようになり、植物分類学の研究に打ち込むようになりました。
長年の研究で多くの植物に命名し、日本植物分類学の基礎を築いた人物です。
1957(昭和32)年、94歳で逝去されています。
牧野博士の生まれた佐川町
牧野博士は高知県佐川町上町で生まれました。
詳しくは、こちらをご覧ください。↓↓↓
高知県立牧野植物園とは
博士が亡くなった翌年に、博士の業績を顕彰するために、1958(昭和33)年、高知市にある五台山の山頂に開園されました。
90歳を超えた牧野博士が「植物園を造るなら五台山がええ」といったことから、五台山にある31番札所「竹林寺」の隣に開園したそうです。
起伏を生かした広大な園には、多くの野生植物が植生しています。
よく整備・管理されている庭園や庭で四季折々の植物の姿を見ることができます。
園には牧野富太郎記念館本館、展示館、温室があります。
園の入口へ
牧野富太郎記念館本館
本館内部
本館から記念館への回廊
11月中旬でしたが、つわぶきの華麗な花が咲き誇っていました。
ふむふむ広場
本館から展示館へ行く途中の広場です。
眺めがよく、花壇にもかわいらしい花が咲いていました。
牧野富太郎記念館展示館
展示館入口
展示
書斎の復元
展示館の中庭
温室
展示館からは離れていますが、園内を散策していった先に温室があります。
おわりに
アップダウンのある広大な敷地を一巡りすると、たくさんの植物と触れ合うことができます。
「名なし草などという植物は一本もない」という博士の言葉を大切にするかのように、それぞれの植物には、名前が記してあるプレートが立てかけられていました。
山の上にあるので眺望もよく、遠くまで見通すことができます。
時には、自然の中でゆっくりと植物について語らうこともいいものだと思います。
31番札所「竹林寺」
隣にある31番札所「竹林寺」について、詳しくは、こちらをご覧ください。↓↓↓
追記:おしゃれなカフェ「アルブル」
園を入ってすぐの本館には、レストランとショップが併設されています。
広大な園を巡った後は、こちらでお昼をいただいたり、一休みしたりできます。
テーブルには、かわいいお花が飾られていました。