「横倉山自然の森博物館」とは
牧野富太郎博士が何度も足を運んで研究の場としていたのが横倉山です。
かつては修験道の霊場として知られ、また、安徳天皇が隠れ住んでいたという伝説のある歴史を有する山です。
横倉山の地質学的な生い立ちから、動物・植生といった自然環境、人々の歴史といった総合的な展示が行われていました。
2Fにある出入口
2階が出入り口になっていて、長いスロープを上がって入館します。
2F展示室
横倉山と越知町のパノラマモデル
アカガシ原生林
横倉山の尾根に広がるアカガシの原生林が再現されています。
横倉山の生成
4億年以上前、南半球にあったゴンドワナ大陸の一部が長い年月をかけて、今の横倉山の位置まで移動してきたそうです。
大地の動きを知ることができる展示室です。
アノマロカリスの模型
約5億年前の海に生息した節足動物の模型がありました。
1F展示室
安徳天皇の伝説
壇ノ浦の戦いで入水した安徳天皇が、実は横倉山で生き延びていたという伝説が語り継がれています。
安徳天皇伝説に関連する資料が展示されています。
企画展「牧野富太郎~ある日、彼はこの山で大きな夢に出会った~」
横倉山に魅せられ熱心に研究を続けた牧野富太郎博士に関する企画展です。
博士は「ヨコグラノキ」「ヨコグラツクバネ」といった新種を発見し、命名しています。
3F展示室と展望スペース
竜とそばかすの姫
インターネット仮想世界と出会った女子高生すずが、竜の姿をした忌み嫌われる謎の存在と出会い、変わっていくさまが描かれているアニメーションです。
JR伊野駅の改札口
主人公が高知県の田舎町に住んでいる設定なので、実際に高知にある各所が描かれています。
展望スペース
仁淀川の流れと越知町の街並みを展望することができます。
おわりに
安徳天皇が横倉山にいたという伝説には驚きました。
源義経が大陸に渡って、実はジンギス・ハンだったという話があるぐらいなので、もしかしたら本当かもしれませんね。
悠久の歴史をもつ地域であることは、間違いないと思いました。
追記:ロボットのお出迎え
駐車場で、かわいい鉄のロボットが出迎えてくれます。