はじめに
高知県佐川町は、話題の牧野富太郎博士の生誕地です。
博士が生まれた佐川盆地は、⽇本の地質学発祥の地の⼀つとされているそうです。
1992(平成4)年に開館した佐川地質館は、高知県内の地形・地質、国内外の化⽯コレクションなどが展⽰されており、地球と⽣命の歴史をさまざまな⾓度から学ぶことができます。
いきなり「チラノサウルス」
玄関に入るとエントランスには、いきなり巨大なチラノサウルスが目に飛び込んできます。
しかも大きな鳴き声を発しながら、動く巨大な恐竜です。するどい歯を持ち、草食動物を襲う恐竜の王者として君臨していたそうです。
その大きな鳴き声と体躯で動き回っているチラノサウルスは迫力満点でした。
ジオファンタジックルーム
世界中の珍しい化⽯や紫⽔晶、クジラの⾻格模型、巨⼤アンモナイトといった地学に親しめるような展⽰です。
主展示室
悠久な地球の地質時代を表現した地質時代塔です。
高知県の地形・地質パネルです。
枕状溶岩
1億3千年前に赤道付近で噴出した溶岩が、高知まで運ばれてきたものです。
大型三葉虫アカドパラドキシデス(モロッコ産)の化石
研究史コーナー
地質学発展の基礎を築いたナウマン博士を紹介しています。
屋外展示場
珍しい岩石や地質トンネルがある岩石園です。
地質トンネルの入り口です。中には鍾乳洞の模型があります。
おわりに
佐川町は地質学的にも重要な地域のようで、化石に富んだ所のようです。
普段は考えることのない地球の歴史をじっくりと学ぶことができました。
追記:カブトガニ
生きた化石といわれるカブトガニが飼育されていました。