棒賀神社のイチョウ
棒賀神社は、香川県観音寺市から、徳島県に通じる県道沿いにひっそりとたたずんでいる小さな神社です。
地域の人たちによって守られてきた、村の鎮守さんといったところです。
立派なイチョウの木があることで知られていて、秋の深まりとともに、鮮やかな黄色に色づいていました。
棒賀(ぼうが)神社の由緒
神社の由来ははっきりしませんが、1695年には拝殿が建立されたとの記録があるようです。
御祭神は「大物主命(おおものぬしのみこと)」ですが、「少彦名命(すくなひこなのみこと)」も一緒に祀られています。
その昔、この地に勢力のあった一族の長が重い病気にかかったときに、皆が一心に祈ったところ治癒したそうです。
そこで、村人がお祝いの奉賀をしたことから、奉賀がなまって棒賀神社となったといわれています。
おわりに
山に囲まれた峠に向かう道沿いにある小さな神社で、立派なイチョウや紅葉を見ることができました。
棒賀神社は、観光地ではないので、人影もなく静かな場所です。
ゆっくりと四季の移ろいを感じるとともに、秋の風情を堪能することができました。