花めぐり四国
香川県三豊市に薬王寺というお寺があります。
特にこれといった観光名所のあるお寺でもなく、静かな山あいの農村地域にひっそりと佇んでいる小さなお寺ですが、季節ごとにお花が飾られています。
特に通称「ぼたん寺」といわれており、境内のあちこちに牡丹が植えられています。
4月になり、ぼたんの花が咲くころになったので、見に行きました。
境内のあちこちに、色とりどりのぼたんが咲いていて、テンションが上がります。




ぼたん寺
春になるとぼたんの花が咲き誇り、「ぼたん寺」とも言われています。
ぼたんは中国が原生地で、奈良時代に遣唐使によって日本にもたらされました。
ボタンの根は薬草として重宝されており、また、別名「富貴草」とも言われて、古来より縁起の良い花とされています。
薬王寺には150種500株のぼたんが植えられていて、毎年、4月の後半にはぼたん祭りが開催されています。

山門を入った所に石灯籠があり、上が狛犬、下にぼたんが彫られているようです。



春の花手水


冬の花手水
山門を入ってすぐの所にあるお地蔵さまに、お花が供えられていました。
かわいいサンタさんも置かれています。
宗教に関わりなく、仲良くありたいものです。

本堂前の石の花挿しにもありました。赤・ピンク・青・白の花が鮮やかです。

昔の火鉢でしょうか、ここも鮮やかな青と黄色の花でハート型になっています。
火鉢の深い紺色とよくマッチしていてきれいです。

縁起
明治時代までは近くの菅生神社の別当寺でしたが、神仏分離令により分離されて、現在は真言宗善通寺派に属しています。
菅生神社は鎌倉時代前期の1226年の創建と伝えられている古刹です。
境内
本堂
本尊は薬師如来様です。

大師堂
197(昭和52)年に建立され、弘法大師像はいわゆる「目引大師」といわれています。
これは十大弟子の一人である真如(高岳親王)の筆によるもので、お大師様が自ら両目に筆を入れたとされています。
ちなみに高岳親王は平城天皇の第3皇子でしたが、出家して空海の弟子となります。
仏法を求めて唐に渡り、さらに海路、天竺を目指しましたが消息不明となっています。
マレーシアのジョホール・バルの日本人墓地に供養塔があるようです。

おわりに
春になって、ぼたんが咲き誇る薬王寺もすてきです。
気温が温かくなって花が咲くと、心も‶ほんわか”してきます。
春になるとぼたんが咲き誇るお寺ですが、冬にもお花が咲き誇っています。
冬枯れの時期に、きれいなお花が鉢の中に浮かべられているのを見ると、心が洗われるようです。
美しいお花を見せて頂いた、お寺の方々に感謝です。

追記
4月の上旬ですが、お寺の境内には紅葉です。春と秋をいっぺんに堪能しました。
