はじめに
香川県のほぼ真ん中に位置している道の駅「滝宮」が、2021(令和3)年3月28日(日)に新しくリニューアルされてオープンしたというのを聞いて、早速、行ってみました。
香川県の定番である「うどん」と「いちご」をメインとした道の駅ということでした。
道の駅「滝宮」のお店
セルフうどん店「さぬきうどんの駅綾川」
滝宮は、空海の甥(姉の子)であり十大弟子の一人ともいわれる智泉の出身地です。
唐から戻った空海がうどんを智泉に伝授し、両親にふるまったのがうどんの始まりといわれています。
このため滝宮のある綾川町は讃岐うどん発祥の地とされています。
香川では定番のセルフ方式となっている「さぬきうどんの駅 綾川」があります。
「安い・早い・うまい」を地でいっているうどん屋です。トッピングも豊富にあって、自分で何をチョイスすればいいのか迷ってしまう程でした。
苺づくしのスイーツ専門店「うふ、いちご。」
道の駅「滝宮」がある綾川町は、香川県産いちご「さぬき姫」の作付面積が日本一ということで、いちごをコンセプトにしたイチゴスイーツの専門店である『うふ、いちご。』というお店がオープンしています。
カップの中に苺プリンを入れて、ソフトクリームを盛り上げています。
チョコ味のいちごちゃんといちごポッキーをあしらい、おいりを散らした「苺パフェプリン」です。見た目も可愛く、もちろん美味しくいただきました。
「さぬき姫」は香川県のオリジナル品種で、食味のよい「さちのか」と果実が大きい「とちおとめ」を交配した三木2号と、「さがほのか」を掛け合わせて2009年に品種登録されたいちごです。
果実は大きくて光沢があり、果汁が多く柔らかな食感があり、爽やかで上品な味わいです。
土産物ショップ「ショップ綾川」
お土産もイチゴずくしです。
農産物直売所「ファーマーズマーケット讃さん広場 滝宮店」
地元の新鮮野菜がふんだんに販売されています。
レストラン「来るまや」
骨付鳥定食や打ち込みうどん定食といった、地元食材をふんだんに使用した地元ならではの料理を提供しています。
骨付鳥
「来るまや」では、香川県丸亀市の名物「骨付鳥」を食べることができますが、今回は、おみやげに買って帰りました。
香川県では、うどんと並ぶ名物のようで「うどん県、それだけじゃない香川県」というキャッチコピーで売り出しています。
滝宮の念仏踊り
道の駅「滝宮」に綾川を挟んで隣り合っている滝宮神社、滝宮天満宮では、毎年、8月に国指定の重要無形民俗文化財である念仏踊りが奉納されています。
その昔、菅原道真公が讃岐守であった時に、大干ばつに見舞われました。
道真公が身命を賭して七日七晩の雨乞い祈願をしたところ、ついに恵みの雨が降り注ぎました。
人々は神に感謝し、道真公の徳を讃えて踊ったことが始まりとされています。
その後、法然上人が念仏を唱えて踊る振り付けをしたと伝えられています。
貯水機能付給水管
普段は球体の中をきれいな水道水が流れていますが、地震等のもしもの時には、5tの水を確保できる防災対策の設備です。
おわりに
新しくリニューアルされた道の駅は、多くの人々がこの地域ならではの食や文化を楽しむだけでなく、地元の伝統保持や防災の拠点としての役割も担っているようです。
美味しいものや珍しいものがたくさんあって、行ってみて良かったと思える道の駅でした。