2回目はヒノヒカリを植えます
田植えは稲刈りと違って、雨が降っていても出来ます。お天気が雨でも晴でも出来ます。
しかし、雨が降ると合羽を着るので蒸れてベトベトするし、晴れると日焼けがひどくなりヒリヒリします。
どちらにしても気持ちよく作業が出来る訳ではありません。
今年も2回目の田植えが始まりますが、出来たら雨の降らない程度に空に雲がかかって「傘」の代わりになるようなお天気になって欲しいものです。
前回の田植えではコシヒカリを9畝の田んぼに植え付けました。
今回は、1回目の田んぼの2、5倍ぐらいある3枚の田んぼにヒノヒカリを植えます。
前回よりだいぶ広い面積に植え付けるのでかなり時間がかかります。
麦わら帽子に長そでシャツ・長靴といった典型的な農家のおっさんのいで立ちで、田植えをしています。
1回目の田植えの様子は、こちらをご覧ください・↓↓
2回に分けて田植えをする理由
なぜ2回に分けて違う品種を植え付けるのかは、これまでの我が家のコメ作りのいきさつから、コメ作りを絶やすことなく出来る範囲で考えた結果です。
コメ作りを父親からバトンタッチされてから、もう15年以上になります。
はじめの頃、父はまだ補助的な仕事は出来ていたので、それまでのやり方を大きく変えることなく続けることにしました。
父はコシヒカリが美味しいと言って作付けをしていましたので、コシヒカリを先に植えています。これを受け継いでいるということです。
他はヒノヒカリです。
定年前は3種類のコメ作り
私が定年になるまでは、1枚の1反の田んぼを「大瀬戸」、2枚で合計1反半の田んぼを「ヒノヒカリ」としていました。
「大瀬戸」という品種は主に酒米になるもので、背が低くて大風でも倒れにくく収量の多いお米です。
あれこれ作らずに1種類だけの品種にすればよいのですが、現役で仕事をしている時には、田植えにしろ稲刈りにしろ出来るだけ短時間でしなければなりません。
何日間にも渡って作業をすることが出来なかったからです。
そこで田植えも稲刈りも、時期を分散して行うようにしていました。
田植えは5月の初旬に「コシヒカリ」、6月中旬に「大瀬戸」と「ヒノヒカリ」を作付けします。
稲刈りは8月末に「コシヒカリ」、10月初めに「大瀬戸」、10月中旬に「ヒノヒカリ」といった具合です。
少しずつ別の品種を作付けすることで、作業が集中しないようにしていました。そうでないと本業に支障がでてしまいかねません。
兼業で、コメ作りを何とか維持するための工夫の一端です。
2回目の代かき
今年は、曇り空の中、田植え準備の代かきをしました。
田んぼに水を入れてトラクターでぐちゃぐちゃにする作業です。午前と午後にあわせて5時間ぐらい乗っていました。
日焼け対策で長そでのシャツを着ています。曇っていたので日焼けしないと思っていたのに、手のところが赤くなり日焼けしてしまいました。
6月の紫外線は恐るべしです。
田植えを2回に分けるのは稲刈りの都合
田植えは雨が降っても出来ますが、稲刈りは晴れていないとできません。
それも前日に雨が降って田んぼがじゅるじゅるだったり、稲が濡れたままでは出来ません。
適当なお天気の良い日にしなければなりませんが、それが休みの日とは限らないのです。
晴れて稲刈りが出来るとなると、地域中の農家が稲刈りをします。稲を刈った後は、農協のカントリーという施設に多くの農家が運んでいきます。
カントリーというのは刈り取った稲の籾を乾燥させ、保管する施設で巨大なサイロです。
どうしても稲刈りのできる日には集中して持って行くので、受け入れてもらうのに2時間ぐらい待たなければなりません。
軽トラが道端にずら~と並びます。
受け入れは6時までで、軽トラで一車分しか持って行くことが出来ません。
大体、田んぼ1枚を稲刈りすると軽トラで一車分となります。
そういう訳で一度にたくさんの稲刈りが出来ないのです。
大きなトラックでも持っていればこうしたことはないのですが、軽トラ1台なので限りがあります。
コンバインの能力
一昨年まで、袋取り方式のコンバインでした。
袋に脱穀した籾が入っていく方式で、30㎏ぐらいの籾が入ります。
袋の籾がいっぱいになると、コンバインから取り外して、軽トラに乗せ換えるという作業を繰り返さなければなりません。
何回もしなければならなので、次第に重さが体に応えてきます。
年齢的にもこんなに重いものを運ぶのは出来なくなってきていました。
昨年、ついに中古のコンバインを購入しました。作業の労力が全く違い、とても楽になりました。
コンバインについて、詳しくはこちらをご覧ください。↓↓↓
今年の田植え
いろいろな理由が重なって、これまでは「コシヒカリ」「オオセト」「ヒノヒカリ」の3種類を作付けしていました。
しかし、定年後は時間に融通が利くようになったので「コシヒカリ」と「ヒノヒカリ」の2種類を作付けします。
という訳で今回、2回目は「ヒノヒカリ」の田植えをしました。
おわりに
今年も、無事に田植えを終了することができました。
毎年、機械が不調になったり、水がとんでもなく流れ出てしまったり、いろんなトラブルがあるのですが、今年は比較的スムーズに終えることができました。
天候に恵まれて、うまく収穫できることを願っています。