はじめに
東京ラブストーリーの愛媛県でのロケ地、久万高原町へ行ってきました。
カンチが卒業した小学校でリカと出会うというシーンが撮影されたのですが、実際には中学校で撮影されており、残念ながら当時の校舎は建て替えられてしまって新しくなっていました。
それでも当時のロケを偲ぶものが、地元では大切に保管されていました。住民の人たちにとっても大切な思い出であったようです。
ロケでのシーン
リカがロサンゼルスへの転勤を辞退して、会社へも来ずに、どこに行ったか分からなくなってしまいます。
リカが「カンチの故郷を見たい」と言っていたのを思いだしたカンチは、故郷の愛媛に戻ってリカを探します。
カンチはあちこち探し回りますが、リカを見つけることができません。
ふとカンチはリカに、以前、「小学校の柱に名前を彫った」という話しをしていたことを思い出します。
小学校に行ってみると、校舎の柱に「六年二組永尾完治」と刻んであるのを見つけます。その隣には新しく「赤名リカ」と刻まれていました。
来ていることは間違いないと確信したカンチは、再び街中を探し回りますが、出会うことができずに小学校に戻ってきました。
仕方なく小学校に戻ってきて、やっと、ここでリカはカンチと再会することになります。
①ドラマの小学校は久万中学校
ドラマでは小学校の設定でしたが、実際には久万中学校が使われました。
中学校は1999(平成11)年に建て替えられていて、近代的な立派な建物になっています。
②「久万高原ふるさと旅行村」にある校舎の柱
久万高原ふるさと旅行村とは
久万高原ふるさと旅行村には、広大な敷地の中にキャンプ場・宿泊用コテージ・天文台があります。天文台には愛媛県内最大の望遠鏡で天体観測をすることができ、プラネタリウムも楽しめます。
さらに石窯でピザを焼いたり、乗馬体験をしたり、アルパカとの触れ合いといった、いろんな体験をすることができます。
まさに「四国最大のネイチャーリゾート」と銘打っている通りの、自然を満喫できる施設です。
管理棟
ドラマで使われた校舎の柱
管理棟の一角に、「東京ラブストーリー」の関係資料が展示されており、ドラマで使用された小学校の「校舎の柱」があります。
カンチが落書きして書いた名前の隣に、リカが相合傘と自分の名前を書いている柱です。
柱の落書き部分は、透明なプラスチィックで覆われて大切に保存されているのですが、じっと見ていると微かに書いてあものが分かる程度になってしまっていました。
③「まちなか交流館」にある「カンチ&リカ コーナー」
まちなか交流館とは
久万高原町にある久万町商店街は、土佐街道の宿場町や44番札所大宝寺の門前町として賑わってきました。
商店街にあった造り酒屋の面影を残しながら、地域住民と訪れた人が日常的に活用し交流できる施設として2016年に開館しました。
カンチ&リカ コーナー
館に入ってすぐの通路にコーナーが設けられていました。
1991年の鈴木保奈美さんと織田裕二さんのサイン
ロケ地となった旧久万中学校の校舎
小学校シーンの台本
④道の駅「天空の郷さんさん」
ロケ地の中学校のすぐ隣には道の駅があります。
平均標高800mの久万高原の国道33号線沿いに2014年に誕生しました。
標高が高い郷の太陽(SUN)と山(さん)をかけて「天空の郷さんさん」と名付けているようです。
新鮮な高原野菜が直売所に並んでおり、レストランでいただくことができます。
仮面ライダーが訪れていました。
おわりに
久万高原町に行ってみて、ドラマではカンチの故郷という設定の場所ですが、とてもその雰囲気をよく表している場所だと感じました。
一昔前のロケ地で、当時、使用された中学校自体は、時の経過によって新しくなっていますが、今でもその名残は久万高原町に残されています。
それだけ町の人たちにとっても、印象深く記憶に残っているものだと思いました。
松山市の梅津寺駅でのロケ
海に面している伊予鉄梅津寺駅では、カンチとリカの別れのシーンが撮影されています。詳しくは、こちらをご覧ください。↓↓↓