優しい小児科ドクター
「 聴診器 もしもしすると 泣きやむ子 」
子供が小さい頃、よく熱を出しました。
そのたびに近くにある小児科に走っていったものです。
そこのドクターはとてもやさしくて子供にも柔らかい接し方をしておられました。
診察する時には○○ちゃん「もしもしするよ」と言って聴診器を充てていました。その様子にドクターの優しいお人柄が表れていました。
地域での評判も良く信頼も厚かったので、たくさんの子供がお世話になっていました。現在も現役でご活躍されています。
点滴
1歳の頃でしたか、例によって熱を出したので連れて行きました。
何の病気であったのかは忘れましたが、点滴をしました。大人とは違い、小さな手の甲に点滴の針を刺します。
この注射針を翼状針というそうです。蝶々の羽を広げたようなものが針についていました。針の特徴として針を刺す際の痛みが少なかったり、針が短いのでトラブルが起きにくかったりということのようです。
子供の小さな手に刺すので普通の注射針ではなく子供用の特別な注射器なのでしょうね。
血管を広げるためだと思うのですが、しばらく湯の中に手を入れます。そしてドクターが小さな手の甲にある血管に針を刺していくのです。
こんな小さな手の血管に針を刺して点滴をすることにびっくりしました。傍で見ていても、どこに血管があるのかも分からないのですが、ドクターは慎重に針を刺していきます。
小さな子供なので、じっとしていません。
まして病院で家とは違う雰囲気なので何かされると不安に思ったのでしょう、ずっと泣き止まずに私にしがみついていました。
針を刺した時は、一段と大きな泣き声でした。針を刺した後、添え木で固定して点滴が終わるのを待ちました。添え木にかなりきつくテープで固定されていたので、初めは痛かったと思います。
仕事を想う
点滴の間中、1時間ぐらい私は抱っこしたまま病院の一室で点滴の落ちる様子を見ながらじっと座っていました。
子供のこととはいえ仕事を急に休んだので、あれはどうなっただろうか、これはどうしているのだろうか、と考えをめぐらし、心の中でいろいろな葛藤がありました。
仕事に穴を開けたことに対して申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
子を持つ親は、皆さん一度は経験することではないでしょうか。
しかし病院で子供を抱っこして長いこと治療を受けている状況に、仕事よりも子供を優先させなければならない親としての重責を感じたものでした。
その後、何度もこの小児科のドクターにはお世話になりました。
子供に優しく接してくれるドクターの思いやりあふれる診察に何度も救われました。
忍者戦隊カクレンジャーの合体ロボ
子供が遊んでいたおもちゃが箱の中から出てきました。びっくり箱の状態でぐじゃぐじゃの中から、忍者戦隊カクレンジャーの合体ロボ2体を引っ張り出して組み立てました。
ばらばらのパーツをどうやって組み立てればいいのか分からず悪戦苦闘しましたが、何とか合体させることに成功し、昔どおりの姿に再現しました。
カクレンジャーは1994年に放送されており、毎週欠かさず見ていたものです。ニンジャレッド・ブルー・ホワイト・ブラック・イエローの5人が悪と戦います。この5人が術を使って獣将を操り、合体したのが隠大将軍や無敵将軍のようです。
《隠大将軍とツバサマルの合体ロボ》
《無敵将軍戦隊ロボ》
子供が手荒く扱っても壊れないように丈夫にうまくつくってあるものです。昔を思い出し懐かしさに浸ってしまいました。
せっかくうまく再現できたので、本立てに飾ることにしました。