はじめに
香川県西部にある71番札所から77番札所までの四国霊場が、令和3年4月3日から11日までの間「花めぐり」と題して、各寺の手水を花で彩る花手水を開催しました。
どの花手水も季節の花を使って個性的で美しく彩られており、参拝者の心を和ませてくれるものばかりです。
7カ寺「花めぐり」
①71番札所「弥谷寺」
大師堂に向かう階段の手前に花手水がありました。
弥谷寺は、山の中腹にあって崖にへばりつくように建てられています。
紫と白のコントラストが鮮やかで、静寂で静謐な境内の雰囲気にとてもよくあっていると思いました。
②72番札所「曼荼羅寺」
仁王門から静かな境内を歩いて行くと手水舎がありました。
手水舎の後ろにあるもみじの緑に花手水は映えていました。
③73番札所「出釈迦寺」
色とりどりの花が、天井からもぶら下げられています。
手水鉢の周りもたくさんのお花で埋め尽くされていました。
④74番札所「甲山寺」
甲山寺はウサギのお寺として知られています。
親子ウサギもお花で飾られていました。
お花の中にかわいいウサギさんが、ちょこんといました。
⑤75番札所「善通寺」
善通寺は空海生誕の地です。本堂前にあるお大師さん像に花手水がありました。
⑥76番札所「金倉寺」
花手水の格子の向こうには本堂があります。
⑦77番札所「道隆寺」
白い花の向こうに見えるのは多宝塔です。
竹を使った見事な生け花の作品でした。
七か所まいり
古来より四国霊場の71番から77番までの札所7ヶ寺を1日で巡礼する『七ヶ所まいり』という参拝方法があるそうです。
四国霊場八十八カ所のすべてを巡礼する事が困難な場合、空海ゆかりの地だけでもと巡礼した事が始まりだといわれています。
江戸時代の「四国八十八番寺社名勝」をはじめとして八十八番札所の案内記などにも勧められているそうです。
おわりに
春の陽気に誘われて花手水を求め、『七ヶ所まいり』をしてきました。
『七ヶ所まいり』すると、巡拝する事で七つの福を授かるとされています。
良いお天気に恵まれて、きれいな花を愛でることができ、おまけにお参りをすることでたくさんの福を授かることができるし、言うことありません。いい1日でした。
追記
4月の花手水が好評だったようで、ゴールデンウィークに第2弾の花手水「花めぐり」が行われました。詳しくはこちらをご覧ください。↓↓↓
年末年始にも花手水「花めぐり」が行われています。
詳しくはこちらをご覧ください。↓↓↓