定年後の生活ブログ

定年後の徒然なる事を四国から発信

自然薯の栽培体験記

 

はじめに「ほったらかし自然薯栽培」  

ここ何年か自然薯を栽培しています。

自然薯は普通の山芋とは違い、粘りが強く滋養強壮に良いとされているので、結構なお値段で売られています。

素人の趣味で作っているのですが、不思議とそれなりのものが出来ています。

ただし形はいびつなものばかりで、店屋に売っているような、まっすぐでスタイルの良いものではありません。

味は同じなので家で食する分には十分です。

それに何といっても手間がかからない。

植えてしまえば、草抜きぐらいの世話しかせずに、ほぼ、ほったらかし状態です。

こんなに面倒のかからない自然薯なのですが、連作障害があるために同じところに植えることが出来ません。

毎年、あちこちと場所を変えないといけないのです。

ということで、今年も知り合いの方から種芋を頂いたので、植えてみることにしました。

自然薯の種芋(4月24日)

すぐに畑に植えるのではなく、まずは発芽させなければなりません。

そのために、かごの中に砂を入れて種芋を植え込みます。

少し水をかけて、あとは発芽するのを待つだけです。

発芽してから畑に植え替えます。

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自然薯が発芽したら、畑に植え替えます。

そのために土を耕して畝を作りました。

ちょっとした場所があればいいので、家庭菜園用の耕運機で少し耕してみました。

何回か行ったり来たりしながら耕していったのですが、どうも十分に深く耕すことが出来ません。

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やっぱりトラクターか、ということで本格的に畑を耕しました。

圧倒的にパワーが違います。最初からトラクターですればよかったのですが、プロではないのでこんなものです。

耕した後に、鍬で溝を掘りながら4~5メートルぐらいの畝を立てます。

鍬で土を盛り上げていくのですが、土の重いこと!重いこと!少ししか作業をしていないのに腰に来ます。

それに4月末とはいえ、太陽の光がきつくて暑さにも参りました。

何とか畝を立てることが出来たので、今日の作業はここまでです。

後日、種芋の芽が出たらこの畝に植え替えることになります。

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芽が出ない(6月4日) 

やっと種芋から1本だけ芽が出ました。

4月の末に、自然薯の種芋を準備し、畑の畝立てまでしたのに、未だに1つしか芽が出ていません。

時々は「早く芽が出ろ、早く芽が出ろ」とおまじないをしながら水をやっていたのですがこの有様です。

もう1ヶ月以上になるのに、どうなるのでしょうか。

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やっと自然薯の芽が出たので植え付けの準備をします(6月9日)

 種芋の準備を始めてから1ヶ月半程して、やっと自然薯の芽が何本も出てきました。

ついこの間まで一本しか芽が出てなかったので、どうなるかと心配しながら待っていましたが、出てくるものです。

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種芋を畑に植え替える準備をします。

以前、種芋を植える畝を立てたのですが、1ヶ月以上がたち、草がぼうぼうに生えているので、まずは草削りです。

草を削ってから畝の真ん中に一筋、種芋を植えるための溝を掘っておきます。

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窪みの中にプラスティックの波板を置いて、その上に花崗土を盛りつけます。

波板はここ何年か使っているのですが洗って綺麗に保存してないので、去年の土がついたままです。

片付けが出来ていませんでした。

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花崗土をホームセンターで2個、買ってきました。

波板と波板の間に花崗土を入れておきます。

この花崗土に沿って種芋から新しい食用の自然薯が伸びていくのです。

伸びてくる蔓を這わすためのネットも買ってきました。

鉄の棒にネットを取り付けるので、鉄の棒も8本ほど用意します。

頑丈に設置してないと台風などの大風で倒れてしまうので鉄の棒を使います。

以前は竹とか園芸用の細い支柱を使っていたのですが、それだと台風の大風や伸びてくる蔓の重みで倒れてしまっていました。

今年は大丈夫なように頑丈につくります。

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やっと植え付ける準備が整いました。

効率よく短時間で作業を終えるためにも十分に準備をしておくことが必要です。

6月中旬になっているので、晴れていると暑すぎて作業は難航します。

お天気を見ながら、いよいよ植え付けの作業を行います。

 

自然薯の植え付けをしました(6月10日) 

種芋

植え付けるための資材や種芋が準備できたので、いよいよ作業を開始します。

ちょうど梅雨時で曇りだったので、暑すぎることなく出来ました。

それでも紫外線のきつい時期なので半袖で作業をするとかなり日焼けします。

種芋はほとんど芽が出ているのですが、中にはどれが芽なのか判断がつきかねるものがあります。

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植付け作業

波板を溝に置いてスコップで花崗土を置いていきます。その端のところに種芋を置いていきます。

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自然の自然薯は急な斜面にかなり深く生えていて、掘り出すのが大変です。

畑で栽培する場合は収穫のことを考えて、波板を敷いて横に大きくなるようにするのです。

ところが波板から外れてしまうと真下に伸びてしまいます。

そうなるとかなり深くなってしまい収穫することは出来ません。

昨年、それで一つ失敗してしまいました。

きちんと波板の上を横に伸びて行ってもらうために、植え付けるときの種芋の芽を置く場所を間違わないようにしておかなければならないので気を使います。

波板の上には花崗土を置くのですが、自然薯はどうもこの花崗土に沿って伸びていくようです。

こうした作業を繰り返して種芋を植え付け、周りの土を種芋にかぶせておきます。

この後、水やりをして植え付けは終了です。

 

支柱とネット張りの作業

自然薯は蔓がどんどん伸びて葉っぱが増えるので、ネットの用意をします。

鉄の棒で支柱を立て、少々のことでは倒れないようにしっかりしたものを組み立てます。

その支柱にも鉄の棒を渡して、買ってきたネットをひっかけて完成です。

全部で10個の種芋を植えたので家庭菜園並みですが、後は草削りをするぐらいで11月の収穫までは手間いらずです。

うまく出来るかどうかは分かりませんが、楽しみに待っていたいと思います。

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 自然薯の成長の様子

《6月24日》植付けをしてから2週間もすると、もう蔓がかなり伸びています。

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《7月8日》かなり成長して葉っぱがたくさんになりました。

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《7月25日》ムカゴの赤ちゃんが出来てきました。小さなムカゴの種がいくつも出来ています。

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《9月11日》8月中に草を取り除こうと思ったのですが、暑すぎてやる気が出ませんでした。何もせずにほったらかしです。おかげで草ぼうぼうになりました。

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《9月11日》大きかったり小さかったりのムカゴが出来ていたので収穫をしました。手で触るとすぐにポロポロと落ちてしまいます。

少し涼しくなってきたので草取りもしました。

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春に自然薯を植え付けて、ほぼほったらかしで草も生え放題ですし世話もしていませんが、ちゃんと育っているもんだと感じています。

おかげでムカゴも収穫することができて、美味しいムカゴご飯を食べることが出来ました。

今年は台風対策として、鉄の棒を使って支柱をしっかりと固定してみました。自然薯は11月ごろ?に掘り返して収穫となるので、それまで大きな被害がないことを願っています。

今は自然薯は土の中で成長しており、どうなっているのか確認できないのですが、順調に成長していって欲しいものです。

 

自然薯の収穫(11月12日)

6月初旬に植え付けた自然薯を収穫しました。

 植付けてから2回ほど草抜きをしたぐらいで、11月中旬までほとんど何の手間もかけていません。

葉っぱは元気に青々と茂っていたので、そこそこ成長しているとは思いますが、掘ってみないとどうなっているのか分かりません。

11月中旬になり葉っぱも茎も枯れ果てて、そろそろ時期が来たので、いよいよ収穫です。

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支柱を取り除く

昨年までは支柱が弱くて、台風とかの強風で倒れてしまっていたので、鉄パイプを使って頑丈に支柱を組み立てました。

今年は台風自体があまり来なかったのもあったので、おかげで支柱は倒れずに済みました。

来年のために鉄パイプとか蔓を這わすためのネットは残しておくので、丁寧に撤収作業をします。枯れた葉っぱや茎が絡みついて、取り除くのが大変でした。

全部を取り除いた後は、単なる草むらにしか見えません。

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開けてびっくり

手で自然薯の上にかぶせてある土を取り除いていきます。

一番上にかぶせておいたと波を取り除くと、アッとびっくり、ヘビの赤ちゃんやトカゲが何匹かが団子になって冬眠中でした。

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爬虫類は苦手なので棒でつついていると何処かへ逃げていきました。

このあと、また出てきたらどうしよう、とビビりながら作業を進めることになりました。

幸いヘビにはもう遭遇することはなかったのですが、カエルには何匹か出会いました。

驚いて逃げまどっているカエルを避けながら、掘り出していきました。

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掘り出し

どんな自然薯が出来ているのか、ドキドキしながら手で丁寧に土を取り除きながら掘り出していきます。

はじめの1本はまっすぐにきれいに出来ていたので、今年の自然薯はうまく出来たと思ってしまいました。

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ところが次々と掘り出してみると、残念ながら短かったり団子のようになったりで、初めにイメージしていたものとは違っていました。

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収穫した自然薯を全部並べてみました。

いびつな形のものばかりでした。残念!

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おわりに

春に種芋の準備をしてから半年余りでしたが、少しの除草作業で、ほとんど手間もかけずに収穫しました。

収穫作業をしている時は、どうもうまい具合に出来ていなかったので、肥料が足らなかったのか、じめじめした土地に植えたのがよくなかったのか、あれこれと何が足りなかったのかを考えこんでしまいました。

作業を終わって、収穫した自然薯を並べて見ているうちに、今年はもう終わったことなので、せっかく収穫した自然薯をどうやっておいしくいただこうかと思うようになりました。 

大した手間もかけずに、ここまで大きくなってくれただけでも良かったかな、と思います。

栽培の経験者に聞いてみると、植え付けは「桜のさくころ」ということだったので、どうも6月の植え付けは遅すぎたようです。

今回の栽培経験を生かして、来年はもっと早くに植え付けてみようと考えています。