定年後の生活ブログ

定年後に行政書士となり、四国のことを発信しています

姉の小物作り「クラフトバンド」と「南天九猿」

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 公民館での講座で制作

姉は手先が器用で、様々なことに挑戦して楽しんでいます。

昨年から公民館での講座に参加して、小物や縁起物を作ってきました。

年を取って興味を持って活動している様子を見ていると、感心してしまいます。

こうした講座の参加者は男性よりも女性の方がはるかに多いように思います。

それこそが女性が長生きする秘訣なのでしょうか。 

『クラフトバンド』

公民館講座では、伝統的な『つまみ』手芸や、人気のクラフトバンド、水引細工などを月1回教えてくれます。

ちなみにクラフトバンドが何か最初は見当もつきませんでした。

ネットで見ると紙のテープとか紐のことで、これを編んでかごとか小物を作るようです。

手芸の分野では、結構、一般的なものですね。まったくその方面は興味がなかったものですから、勉強になりました。

新作小物入れ

直径が12センチぐらいの小物入れを作りました。

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材料 

オレンジのクラフトバンド6メートルぐらい、白のクラフトバンド1メートル、紙ボンド、はさみ 

作り方

31センチのクラフトバンドを8本作ります。真ん中に印を入れておきます。

2本のクラフトバンドを十字になるように張り合わせ、ボンドが乾くまで洗濯ばさみで止めておきます。

十字のバンドが4本できます。

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十字のバンドの中央にボンドを付けて、4本を張り合わせ、歯車のようにします。

間隔を同じにすると出来上がりもきれいです。

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残った長いクラフトバンドの2目盛りを裂きます。それを半分に折って歯車の間に編み込んでいきます。

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4段編んだら周りのクラフトバンドを垂直に立ち上げます。

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立ち上げたかごの円周を図り、クラフトバンドを4本切って円を作ります。

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 作った円のバンドを編み込んでいきます。

2段編み込みが出来たら、白のクラフトバンドを編み込みます。

細く5本、7本、5本に裂いたクラフトバンドを編み込むことにより模様ができます。

その上にまた2段編みこみます。

縁を織り込み、クラフトバンドの長さを切りそろえて、ボンドで止めます。

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縁の外と中の周りにも、クラフトバンドを張って補強します。

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色違いの入れ物も作りました。時間を空けて作ったところやり方を忘れている所があって少し苦労しました。

2つもできたのでなんだか得した気分です。中に何を入れようかなあ。

普段よく使うものって何だろう?試行錯誤して見つけたいと思います。

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イチゴのかご

昨年度、新型コロナウイルスのため延び延びになっていた、初めての公民館講座がありました。

申し込んだのは『わくわくお針箱』です。 

教室に入ると先生が作ってくれていた小物入れが飾ってありました。初めてのクラフトバンド作りで興味がわきました。

作ったのは『イチゴのかご』です。


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クラフトバンドのかご

左の風車のような太いクラフトバンドに、右の細いバンドを編み込んでいきます。

絞ってきつく編むと丸みができます。

あまり力を入れずに編み込むと同じような円ができます。

どのくらいの丸みを作ればよいか分かりにくく、苦労しました。

後は根気強く黙々と編み込んでいきます。

 

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久しぶりに集中して取り組んだので疲れました。

参加された方も、初めは賑やかでしたが、やがて静かになり熱心に取り組まれていました。

最後の仕上げは、クラフトバンドを✖の形にして端を留めていきます。

葉っぱや白い粒々をつけて出来上がりです。かわいいテントウ虫もいます。

クラフトバンドの手提げかばんも作ってみたいと思いますが、3日位かかるそうです。まだまだ先のお楽しみです。 

お正月の飾り

赤と白の4m位のクラフトテープを半分におります。

2本のテープを組み合わせ、ひたすら四角く編んでいきます。

1時間ぐらいはかかったでしょうか。

短くなったら編みやすいのですが、長いと手こずりました。

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編み終わったのを丸くして閉じます。お正月の飾りを付けます。

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上の作品はねじれていますが、編み方やテープの色を変えるとこんなのもつくれます。

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『南天九猿』 

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「南天九猿」の意味

姉が何か変わったものを飾っていました。

聞くと「南天九猿」という縁起ものだそうです。

南天の「南」は「難」、南天の「天」は「転」、「九」は「苦」、「猿」は「去る」という語呂合わせのようです。

空海が四国をお遍路した際、南天の木を杖にしたという話があり、これ故かどうかは分かりませんが、四国が発祥ともいわれています。

結構、細かい作業が必要な小物作りのようでした。

「南天九猿」の作り方

「カルチャー教室で『南天九猿』を作りました。

玄関先に飾ってあるのをどこかで見たことがありました。

岐阜の民芸品『さるぼぼ』と大きさは違うけれど、少し似ているなと思いました。

『南天九猿』は、「難を転じて苦も去る」という意味があるそうです。うまい具合の語呂合わせになっています。

新型コロナ禍でいろいろなことが制限され苦しい時なので、時期的にもぴったりの作品になりました。

【材料】

・ちりめんや着物の布9枚(4×5cm)

・飾り紐10cmが9本、30cm2本

・ナンテンの枝 25cm1本

・フウセンカズラの種9個

フウセンカズラの種は小さくて5ミリ位しかありません。

種は黒地に白いハートの模様が入っています。

種の模様は猿の頭を表現することができ、うまく利用しているなと感心しました。

9匹の猿は、小さい布を折りたたんで、上下左右を糸で絞って作ります。

猿の手になるところは縫い合わせます。

細かい作業で難しそうと思いましたが、同じことの繰り返しなので最後の方になると慣れてきました。

猿の胴体に短い飾り紐を巻き付け、ナンテンの木に接着剤で止めます。

ナンテンの両端に長い飾り紐を巻き付けて出来上がりです。

紐の色や猿の色の配置を考えるのも楽しく、頭や手先がフル回転の時間でした。」 

「南天九猿」に神頼み

早速、出来上がった「南天九猿」を玄関に飾っていました。

迷信だとは思ってはいても、心の片隅で何となく最後は神頼みをしてしまう気持ちがあります。

特に昨今の目に見えないウィルスから来る、得も言われぬ恐れなどについてはそうなってしまうのではないでしょうか。

 「イワシの頭も信心から」という言葉を聞いたことがありますが、信じてしまえばどんなものでもありがたく思えます。

「南天九猿」も同じような意味合いがあるかもしれません。

しかし、そのようなものに対する信心の心をまったく否定してしまうことは、味気ないのではないでしょうか。

ばかばかしいと思えることでも、余裕をもってながめることのできる生活でありたいと思います。

 


 

 

おわりに 

紙の紐を使って、こんなに見事な入れ物かごや飾り物が出来る、ということに驚きました。

それに「南天九猿」も細かな作業が必要です。

姉は手先が器用で、こうしたこまごまとする作業を苦もなくやってしまいます。

認知症の予防にも効果があるからと言って、私にも勧めてくれますが、どうもこうしたこまごました工作は小学生の頃から苦手です。