はじめに
1989年8月にロンドンに妻と行きました。今から30年も前のことです。
その時の写真を見ながら当時のことを思い出そうとしていたのですが、すっかり忘れてしまっています。
妻にもどうであったか聞いては見たのですが、8月だというのにとても寒くて大変だったということぐらいしか思い出せないようでした。
この30年の間は仕事や子育てで忙しくしていたので、余裕がなかったため記憶も薄れてしまったと感じました。
バッキンガム宮殿
バッキンガム宮殿での有名な衛兵交代式の様子をカメラに収めていました。ここへも行ったんだと改めて思い返しても、記憶が途切れてしまっています。ヴィクトリア記念碑が宮殿正面の広場に建立されておりここでも写真を撮っていました。
バッキンガム宮殿は1837年にヴィクトリア女王が移り住んで以来、イギリスの国王が歴代住む場所になっています。
ヴィクトリア女王は18歳で即位してから64年間、イギリスに君臨し、1901年に亡くなっています。彼女の統治時代はヴィクトリア朝時代と呼ばれ極めて繁栄した時代でした。
アルバート公と結婚し9人の子供をもうけています。
現在はエリザベス女王の公邸です。宮殿の屋上に王室旗が掲げられていれば女王が在宅中であり、イギリス国旗ならば不在を示しているということです。
衛兵の帽子
イギリス陸軍の近衛兵が交代で宮殿の衛兵勤務に就いているそうですが、この交代の様子が観光名所になっています。
衛兵はまるでお人形さんのような姿をしているのですが、特にあのもふもふの帽子が印象的です。
帽子のことは「ベアスキン」と言われており、熊の毛皮です。熊の毛皮はカナダから入手していて、値段は10万円ぐらいするそうです。
帽子の歴史
歴史的には、そもそもはスコットランド兵の民族軍装だったそうで、防寒や敵を威圧するためにフランス軍に採用されていました。
1815年フランスのナポレオンとの戦いであるワーテルローの戦いに勝利した記念に、イギリス兵がフランス兵の帽子を持ち帰りイギリス軍に採用されたようです。
うっかり独り言
写真に写っている30年前の妻の姿を見ながら思わず、うっかり「かわいかったのに・・・」と独り言を言ってしまいました。
小さな声で言ったつもりだったのですが、「のにって何!」と詰め寄られ、かなり苦しい言い訳をして謝らなければならなくなってしまいました。