定年後の生活ブログ

定年後に行政書士となり、四国のことを発信しています

日商簿記3級、1カ月半の合格体験記

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はじめに

行政書士を開業するにあたり、個人事業主として、お金の出入りを知り、お金の管理が出来るようになるために簿記を勉強しようと思っていました。

また開業してからお会いするのは、会社や事業主さんがメインとなります。

自分で事業を展開されておられる方々と、お話をしていく上でも最低限の事業資金のことについての知識を持っておいた方が良いと考えたからです。

地元の商工会議所で「初級簿記講習会」があるということで、さっそく申し込みました。

 

初級簿記講習会

目的  簿記をまったく知らない実務未経験の人や、記帳方法を学びたい人、

    日商簿記検定3級合格を目指す人を対象にした講座です。

日時   2021(令和3)年1月13日~2月17日

     19:00~21:00 計16回

会場   商工会議所会議室

受講料  7,700円

内容   日商簿記3級試験に対応した基本原理から決算まで

 

教材のテキスト

主として「最新段階式 日商 簿記検定問題集」実教出版をテキストとして、講義がすすめられました。

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目次には40の項目がありますが、このうちの出題形式別問題をのぞいて1から34までの項目を、32時間の講習で終了させる予定ということでした。

そのためドンドン進んで行くので、初めから何がなんやら分からないことばかりでした。

売掛金・買掛金・仕訳・転記から始まって、聞いたこともない新しい言葉が次々と出てきて、言葉の意味を覚えるのが追いつきませんでした。

あと1月半で試験を受けて、合格レベルに達することができるのか心もとなく思ったものです。

それでも何とか休まずに講義を受けて、講師の先生も毎回、宿題を出してくれて、学習を積み重ねていきました。

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 問題集

2月に入ってからは問題演習を、自分なりにこなしていきました。使用した問題集は「日商簿記検定 模擬試験問題集 2020年度版」実教出版です。

 

出題系識別の問題

模擬試験8回分

過去問3回分

 

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 最終的には1回通りすべて解きました。

試算表とか精算表の問題は1問解くのに1時間ぐらいかかってしまいます。

その上、どの問題も最後の合計がどうしても合わずに、どこが間違っているのかを常に見直すので、また、時間がかかってしまっていました。

試験の前までには、テキストの問題と問題集を一通り終了することができました。

 

試験本番

2月28日(日)、試験は9:00~諸注意、9:10~11:10までの2時間で行われました。

問題自体はまずまずスムーズに解答することができたので、1時間半ぐらいでできたのですが、最後の試算表の問題は、やっぱり合計が合わいません。

30分ほど、あれやこれやと考えていましたが、結局、時間切れで終わってしまいました。

家で勉強していた時にできなかったことは、本番でもできませんでした。

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試験には高校生も来ていました。

高校生の時から簿記を学習して、3級・2級・1級と進んで行けば素晴らしいことです。  

元教員としては、もっと簿記の重要性を高校の現場でも認識するといいなと思いました。

合格発表

3月15日にネットで合否を確認しました。ドキドキしましたが、無事に合格できておりホッとしたものです。

各問ごとの得点を見てみると、1問目のひとつだけ間違っていたようで、合計は96点でした。

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学習方法

合格した今になって思うのは、試験に合格するためだけなら、初心者でも2カ月もあればそのレベルに到達するということです。

まず、仕訳の問題がきちんとできることです。

最初は仕訳が何か分からずに、まったく理解が出来ずに悩みましたが、どうやら仕訳が大切だと気付いてからは、優先的に仕訳の問題を解いていきました。

他の問題も分からないなりに、どんどん解いていきました。

私が取り組んだ2冊の問題集は、やや初心者にはむづかしい内容だと思います。

それでも何とか一通り以上は、問題を解いていきました。

やはり、どんな資格試験も問題演習ということです。

おわりに

1カ月半余りの簿記講習を受講すれば、簿記3級には合格できるかなと思っていたのですが、甘い考えでした。

講師の先生によると、商業高校で1週間に4時間の学習を1年間続けて修学する内容を、1回2時間×16回分=32時間で終わらせることになる、と最初におっしゃっていました。

そんなものかと軽く考えていたのですが、いざ始まってみると見慣れない言葉が次々と出てきて、覚えることが多くて、これは1カ月半で合格レベルに到達するのは無理かなと思うようになりました。

簿記の3級といえども侮れない内容でした。

結果、試験は合格でしたが、簿記の内容を十分に理解していたのかというと、とてもではありませんが心もとない限りです。

まだまだ学ばないと「理解した」というには、ほど遠いというのが実感です。