アンカレッジ経由でヨーロッパへ
40年も前のことですが、大学の夏休み中にヨーロッパへ行きました。友人の知り合いがフランスのパリへ語学留学をしており、友人がそこのアパートに何か月か居候するということで、それならと私もと1ヶ月ほど転がり込んだという次第です。
初めての海外旅行で、友人が迎えに来てくれているはず?のパリの空港まで一人で飛行機に乗って行きました。
飛行機に乗るのも初めてだったので心細かったものです。
大韓航空だったので大阪空港から一度ソウルの金浦空港を経由してアンカレッジまで行きます。ここから北極上空を飛んでヨーロッパに到着ということでした。
現在ではロシアの上空を通過してヨーロッパへ飛行する方が早いので、北極の上空を飛んで行ったりはしません。
当時は米ソ冷戦の真っ只中でしたのでソ連(今のロシア連邦)上空を飛ぶことができなかったのです。それでアラスカのアンカレッジに一旦降りてからヨーロッパへ向かっていました。
今はアンカレッジの名前を聞くことはほとんどありませんが、当時はこのような事情で結構にぎわっていたものです。
確か、うどんかそばのお店があったように思うのですが?どうだったのでしょう。記憶違いかもしれません。
私は北回りでヨーロッパへ行ったのですが、南回りというのもあって、これは東南アジア、インド、中東を経てヨーロッパへ行くコースです。北回りより時間がかかるというのが難点でした。
今とはだいぶん違う航空事情です。時代を感じます。
ペタンク
ヨーロッパ旅行の時に、パリの公園でおじさんたちが集まって鉄のボールを投げて遊んでいました。
何をしているのかと友人に聞くとペタンクだと教えてもらいました。
ルールも何も知らなかったのですが、自分へのお土産としてひとつ買い求めて持ち帰ってきたものが写真のペタンクです。
そのまま40年の間、倉庫の中に眠っていました。今回の片付けで見つけ、当時の思い出がよみがえってきました。
ペタンクとは南フランス発祥のようです。目標となる小さな玉に向けて金属製のボールを投げ合って、相手のボールより近くにすることで得点を競うゲームだそうです。
よく似たスポーツにスポールブール・ボッチャ・カーリングなどがあります。
どれもやったことがないのでよく分かりませんが、何かの目標物に近づけることで得点を競うことのようです。
せっかく手元にあるので、どこかで一度、体験してみたいものです。