定年後の生活ブログ

定年後に行政書士となり、四国のことを発信しています

田植えの後、ピンクのジャンボタニシ卵と草枯らしの散布

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ジャンボタニシの卵は、ど派手なピンク

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田植えが終わってしばらくすると、ジャンボタニシが繁殖し、苗とか田んぼの周りのコンクリートに卵を産みます。

その卵の色が、何とも毒々しい鮮やかなピンク色です。

田んぼの風景には、全く似つかわしくない色の卵があちこちに産み付けられています。

枯山水の日本庭園に濃いピンク色のおもちゃを置いてあるようなものです。

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ジャンボタニシは俗称で正式には「スクミリンゴガイ」と言うそうです。

南米原産の淡水に生息する大型の巻貝で1980年代に台湾から食用として持ち込まれました。

全国に500か所もの養殖場が出来たそうですが需要が伸びずに廃棄されました。

それが野生化して西日本一帯に広がったようです。

食用になるということなので、多くの方々がブログでお味見された報告をされておられます。

それらを読んでいると、いろいろな料理で試されており普通に食べられるようです。

ただ何かの臭みがあるようで、これでは一般には受け入れられないかと思いました。

1984年に対策の必要性が高い「重点対策外来種」に選定され有害動物として指定されています。

水田に生息し柔らかい草や死んだザリガニなどでも食べてしまうようです。

一番の問題は、田植え直後の柔らかい稲苗を食べてしまうことで、せっかく植え付けた苗を食べられたのではたまったものでありません。

こうした食害を発生させるのです。

ジャンボタニシには寄生虫が感染している可能性や、卵にも毒性があるので、素手で触らないように気を付けなければなりません。

捕獲する場合は手袋をする必要があります。

卵を稲の茎やコンクリートの用水路の壁などに産み付けています。

数えきれないほどのピンク色の卵がコンクリートの壁一面にへばりついているのを見ることは、何とも違和感があります。

ピンク色の卵は意外なことに水に弱いということで、見つけたら水に払い落としてしまいます。

しかし、ピンク色から白色になってくると逆効果のようで水に落とすのではなく、すり潰すか踏みつけて潰します。

我が家の田んぼの少し下にある田んぼにまでピンクの卵が産みつけられていました。

とうとうここまでやって来たかと思います。

ジャンボタニシがやってくるのも時間の問題です。

合鴨を田んぼに入れるとジャンボタニシを食べてくれるそうなのですが、そうした合鴨農法などは、現実的には今の時点では難しいものです。

事前に防ぐうまい術はないようなので、そうなったら何かと手間が増えると案じています。

草枯らしを雑草撃退のために田植えの後に散布した 

毎年、ヒエとかホタルイといった雑草が繁殖し悩まされています。

兼業でもあったので、きちんと田んぼを管理してないので仕方がありません。

ひどいときは稲刈りをしていても、稲刈りをしているのか雑草刈りをしているのか分からず、収穫量も少なかったことが度々でした。

片手間のコメ作りであったので、田んぼの管理が行き届かなかったのです。

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田植えの後、1週間ぐらいしてから再び水を入れて、その中に草枯らしを10個ほど放り込みました。

最近の草枯らしは、袋に入っており、その袋に入っている薬剤が2~3日程かけて水の中に溶け出すことによって田んぼ一面に広がり、効果を発揮するようになっています。

なので、田んぼの水が抜けてしまっては効果が十分に得られず、雑草がはびこることになります。

今年は、田植え前の代かきの段階で十分に時間をかけて作業をしたので、これまでとは違い水が抜けてしまうことがありませんでした。

おかげで袋入り草枯らしが十分に効いていると思います。

コメ作りも時間をかけて丁寧に作業をしておかないと、後々に影響してしまいます。

昔は田植えの後、手押しの草取り農具を使って田んぼの苗の間を行ったり来たりしながら除草作業をやっていました。

暑い日差しの中での作業を何時間もしなければならなかったので大変であったと思います。

いつの頃からか除草剤を使用するようになりました。

これで格段に農作業の負担は減っていくわけですが、農薬ですので環境に与える影響はどうでしょうか。

おそらく十分に研究されていて安全性は担保されていると思っています。

今は草枯らしがないと雑草との闘いに負けてしまいます。

しかし環境のこともあるので農薬メーカーや農水省には安全性の点でさらなる研究を期待しています。