雲辺寺ロープーウェイの山麓駅にブルートレインがやって来ました。
はじめに
四国霊場第66番札所雲辺寺に行くために雲辺寺ロープーウェイを利用しました。
雲辺寺に行くには車だと徳島県の三好市から登っていかなければならず、それもくねくねした細い曲道で大変です。
ロープーウェイの方がお手軽に上がっていくことが出来ます。
7月下旬に行ったのですが、ロープーウェイの頂上駅に着くと標高が高いので気温が低くなり、涼しく感じました。
雲辺寺ロープーウェイについて
場所
香川県観音寺市大野原町にあります。ロープーウェイの山麓駅までは最寄りの観音寺駅からはタクシーで30分はかかります。
自家用車の場合は、大野原インターチェンジから15分程度となります。
ただ道路は1車線で道幅が狭いため安全に気を付けてください。
要所に案内板はあるのですが、古くて少し見にくいのでカーナビでの案内が良いと思います。
山麓駅
駐車場は広く十分に駐車できるだけのスペースはあります。お土産物店やうどんのお食事処もありくつろげる場所です。
入り口
巨大なウサギとシロクマ?が出迎えてくれます。
運賃(消費税込み)
大 人 往復で2,200円、片道で1,200円
中・高校生 往復で1,650円、片道で 900円
小学生 往復で1,100円、片道で 600円
営業時間
3月~11月 7:20 ~ 17:00
12月~2月 8:00 ~ 17:00
*原則、年中無休です。
*出発時間は20分ごとの毎時間00、20、40となっています。
ロープーウェイのスペック
全長2,594m、高低差65mを毎秒10mのスピードで約7分間で移動してしまいます。
ゴンドラは定員101名のスイス社製です。
ロープーウェイからのビュー
乗り心地はなめらかで、支柱を通過するときに少し揺れていたぐらいです。
上るにつれて三豊平野や瀬戸内海の燧灘が見晴らせ、素晴らしい眺めを満喫できることでしょう。
お天気が良ければ瀬戸大橋や中国地方まで見通せるということでした。
スノーパーク雲辺寺
頂上駅を降りて左手に歩いて行くとスノーパーク雲辺寺があり、12月から3月までスキーが出来るゲレンデがオープンします。
3人乗トリプルリフト(全長244m)とナイター設備の整備されたスキー場です。ちびっこゲレンデもあり子供も楽しめます。
ナイター営業も行っているので、標高920mのスキー場から眺める三豊平野の夜景を満喫できます。
夏は芝生の広場が広がっており、空気も涼やかなので、さわやかなひと時を過ごすことが出来ます。
下りのロープウェイ
お土産
雲辺寺に関するさまざまなお土産が山麓駅、山頂駅で販売されています。
雲辺寺大福をひとつ買って帰りました。
黒豆の入った大福もちは柔らかくて甘くてとても美味しいものでした。
おわりに
66番札所雲辺寺へは、やはりロープーウェイを使って行く方が良いと思います。
ロープーウェイに乗ることも珍しくて楽しいですし、美しい景色も見ることができます。
お天気の良い時であれば、さらに遠くまで見通せ、素晴らしい瀬戸内の姿を堪能できると思います。
追記:ブルートレイン出現
今年、雲辺寺ロープーウェイ山麓駅に、旧国鉄24系寝台客車ブルートレイン『瀬戸』と『なは』の2両が設置されました。
『瀬戸』と『なは』は、かつて京阪神と鹿児島・熊本を結んだ寝台特急です。
もともと鹿児島県の阿久根駅で宿泊施設として利用されていましたが、経営不振により営業休止となっていました。
この2両を、香川県善通寺市の岸井うどん店主が譲り受け、クラウドファンディングによって移送費用が調達されて、はるばるとこの地にやってきました。
鹿児島から約700kmを3泊4日かけて移送されており、よくこのような狭い山道を運んできたものだと感心させられました。
大規模な移送作戦が行われ、大きなニュースになったようです。
今後は「四国遍路の駅 オハネフの宿」として開業を目指し、修繕・整備が進められています。
すでに色が綺麗に塗り直されていました。
眺めの良い所に据えられています。