概要
愛媛県松山市にある松山城は松山市街地のど真ん中、標高132mの勝山山頂にそびえ立つ城です。
隣り合わせに並行して設置されているロープウェイとリフトが、本丸の8合目まで運んでくれます。
ロープウェイ
5代目のゴンドラ(定員47名)は城山に流れる「さわやかな風」をイメージにしており、子供にも高齢者にも優しい乗り物で、松山市街を見渡すことが出来ます。
運行は山麓駅「東雲口(しののめぐち)」から山頂駅「長者ヶ平(ちょうじゃがなる)」まで10分間隔です。
全長327m、高低差62mを約3分で結んでいます。
開業は1955(昭和30)年で、65年前です。
リフト
ロープウェイの隣にリフトが1966(昭和41)年に設置されました。
長さ348m、高低差61mを約6分で結んでいます。
山麓駅でのお出迎え
のりば
万全のコロナ対策で利用客は迎えられます。
案内の係員の方々は坊ちゃんとマドンナのような、いで立ちで出迎えてくれました。
「チコちゃんに叱られる、羽子板」や「松山城天守の古い鯱」もありました。


驚いたことに漫画家松本零士さんの「我が故郷―松山城―」と題した版画が飾られていました。
松本零士さんのお母様が愛媛県大洲市の御出身で戦時中に一時、疎開されていたようです。
そのゆかりでこうした表題を付けられたのでしょうか。
乗車記
上りのロープウェイ
短い間でしたが、揺れもなく快適に頂上駅まで運んでくれました。
下りのリフト
お天気も良く道後温泉方面の市街地がよく見えて、ロープウェイとは違う景色を堪能できました。
ロープウェイとリフトを一度に乗ることが出来て、お得な気分になりました。
「桜カフェ」でのランチ
松山城を見て回り、降りてくるとお昼時になっていたので、ロープウェイ乗り場のすぐ近くにあったお店でランチをいただきました。
真新しい外観とおしゃれな雰囲気のある「桜カフェ」です。


日替わりランチは魚かお肉のどちらかを選ぶことが出来たので、お肉にしました。
鳥のから揚げ、ピーマンやかぼちゃ・なすびといった野菜の素揚げにあんかけをメインに、切り干し大根の酢和えとひじきの煮物が付いていました。
白みそ仕立てのお味噌汁も具沢山で、赤みそ仕立てとは一味違う甘みのあるとても美味しいお味噌汁でした。
おしゃれな店の作りと相まって、野菜たっぷりのヘルシーなランチだったので女性のお客さんばかりだったのも納得しました。
可愛い「桜カフェ」の名刺をいただきました。


おわりに
松山城に上がるためのロープウェイということで、長さはそんなにありませんでしたが、市街地を一望しながらの景色は他のロープウェイとは違った楽しみがありました。
ここでもロープーウェイカードをいただき、大切な思い出の品となっています。


美味しいものを食べ、日常と違う体験が出来て楽しい一日を過ごしてきました。
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