はじめに
日本書紀や万葉集にも登場する椿は、古くから愛されてきた花です。
豊臣秀吉や徳川秀忠といった武将にも好まれています。
江戸時代には各地で多くの品種が栽培され、椿が絵や彫刻、工芸品のモチーフとなっています。
17世紀末にはヨーロッパでも椿が流行し、オペラにもなった「椿姫」の小説も登場しました。
日本だけでなく世界で愛されている椿には、多種多様な品種があります。
このような椿に魅せられた北川村の橋本さんが、ハウスで様々な品種のツバキを育てています。
高知県北川村
橋本椿園は、高知県東部にある奈半利川に沿った山間の、人口1,200人余りの自然豊かな地域にあります。
北川村は、豊かな自然だけでなく、幕末に坂本龍馬と共に活躍した中岡慎太郎の生家、フランス印象派の巨匠モネが愛した庭を再現した「モネの庭」といった、歴史や芸術を味わうことができる場所です。
橋本椿園
高知県北川村には、椿の魅力に引き寄せられた橋本さんの「橋本椿園」があります。
約370種もの多彩な種類の椿が展示されている第4回椿展が開催され、開催期間の1月から3月にかけて椿の艶やかな姿を見せてくれます。
ハウス内の様子
フランクハウザー
ピンクフロスト
金華美女
ヌチオズカメオ
気延白黄
ヌチオズ・ベラロッサ・バー
フランクハウザー
エレインズベティ
バレンタイン
スワンレイク
京牡丹
ビルドナント
リリーポンズ
隼人の舞
緋縮緬
おわりに
こんなにたくさんの色とりどりであでやかな椿があることを知りませんでした。
バラの花かと見まがうほどの華麗な花や、素朴で色鮮やかな、どこか懐かしさを感じる見慣れた花まで、時間を忘れて見入ってしまったほどです。
椿の魅力を堪能できる椿展でした。
品種不明(京牡丹?)
休憩所のテーブルに真っ白な椿の花