はじめに
6月になると花菖蒲の開花の便りが聞かれるようになります。
花菖蒲は野生の「ノハナショウブ」を改良した日本の園芸植物です。江戸時代から栽培されており、江戸系・肥後系・伊勢系といった品種があります。
可憐で清楚な花を愛でることができる香川県の名所を巡って来ました。
亀鶴公園(きかくこうえん)
県立亀鶴公園は、香川県さぬき市にあります。
讃岐の東部で随一の桜の名所でもあり、花見シーズンには大勢の花見客で賑わっています。
「花ショウブの里」
公園内にある宮池に浮かぶ「亀島」を背景にして、水辺には「花ショウブの里」があります。
6月初めには、よく手入れされた約24,000株の花菖蒲が咲き誇ります。
栗林公園
天下の名勝「栗林公園」にも花菖蒲の池があります。
高松藩主松平家の別邸で、江戸初期の回遊式庭園として300年近く前に完成しました。
四季折々の花々は、見事に手入れされた松と共に訪れる人々に安らぎをもたらしてくれます。
園内最大の池である群鴨池(ぐんおうち)に137種、約3,750株の花菖蒲が植えられています。
かわつ花菖蒲園
かつて上水道の浄水処理施設でしたが、その役割を終えた後、坂出市の市制50周年を記念して親水緑地公園として整備されました。
今では、6月上旬の花菖蒲の開花時期に合わせて無料開放されています。
おわりに
どこも手入れが行き届いていて、見事な花菖蒲を堪能することができました。
花菖蒲の花言葉は「やさしい心」で、見つめていると自然に心が癒されます。
アジサイだけでなく花菖蒲も、梅雨の季節を彩る素敵な花だと思いました。