はじめに
徳島県にある21番札所太龍寺に上る太龍寺ロープーウェイに乗りました。
太龍寺は「西の高野」と呼ばれる、険しい山道を登った先にある弘法大師空海が修行をした場所にあります。
1992(平成4)年にロープーウェイが開業するまでは「遍路ころがし」と言われる難所を登って太龍寺に参詣するしかなかったのですが、開業してからお遍路さんたちは容易に参拝することが出来るようになりました。
21番札所太龍寺について、詳しくはこちらをご覧ください。↓↓↓
場所
徳島県那賀郡那賀町の道の駅「鷲の里」に山麓駅が併設されています。
ここから出発して山頂駅に向かいます。
ガイドの女性の方も同乗して、ゴンドラからの眺めについて解説してくれました。


道の駅には道の宿「そわか」があり宿泊に対応しています。
隣にはB&G海洋センターもあって、ここではカヌーやボートが出来るようになっています。
ロープーウェイの仕様
西日本最長で全長2,775mあり、那珂川を渡り2つの山を越える日本初の山越えロープーウェイです。
支柱は2基あって1号支柱は高さ42mもある世界一のものです。
山麓駅から山頂駅まで約10分で結んでおり、101名乗りのスイス製ゴンドラで移動します。
料金
大人 往復2,600円 片道1,300円
営業時間
年中無休 8:00~17:00(20分間隔で00、20、40に出発)
乗車の記
乗り場に併設している道の駅の入り口には池があって、泳いでいるたくさんの鯉に迎えられました。
ロープーウェイは西日本一の長さということで、下から見上げながらあの山を越えて行くと思うと乗車する前からワクワクしました。
山麓駅から1号支柱までは那賀川を望みながら、1号支柱から2号支柱までは剣山系を見ながら、2号支柱から山頂駅までは遠く紀伊水道・橘湾を見通せるということでした。
乗車してから、しばらくすると那賀川を眼下にした素晴らしい眺めを満喫することが出来ます。川ではカヌーやアユ釣りを楽しんでいる人の姿も見えました。
ゴンドラの中からも川を直接、真下に見ることが出来るようになっていて、覗くとあまりの高さに足がすくんでしまう程です。


世界一の高さの一号支柱(42m)を通過するときは、前後に少し揺れてスリルを味わうことが出来ました。
ガイドさんが次のようなことを説明してくれました。
「山頂駅までの間には絶滅したとされるニホンオオカミの5頭の像が見えます。このあたりにも生息していたとされます。
遠くの頂に流雅之さんの『山さきもり』の彫像が見えます。
空海さんの後ろ姿の像がゴンドラの中から遠くに見えました。空海像へ行くまでの道も少しですが真下に見えます。」
おわりに
片道約10分程度の空中散歩を楽しむことが出来ました。山頂駅は標高が高かったので空気が涼しくさわやかに感じました。
四国ケーブル株式会社が関連する3つの雲辺寺ロープーウェイと箸蔵山ロープウェイ及び太龍寺ロープーウェイに乗車することが出来ました。
あと八栗ケーブルがあるので、また機会があれば行ってみたいと思っています。
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