定年後の生活ブログ

定年後の徒然なる事を四国から発信

崇徳天皇ゆかりの79番札所天皇寺と白峯宮

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縁起

天平年間に行基が薬師如来を本尊とする堂を開創しました。のちに空海がこの地を訪れた時に霊木を見つけて十一面観音菩薩を本尊、脇侍に阿弥陀如来、愛染明王を刻んで堂を建立し、魔尼珠院妙成就寺(まにしゅいんみょうじょうじゅじ)としました。

 

崇徳上皇が讃岐に配流となり1184年にこの地で崩御しました。都から指示があるまで、棺を八十場の霊泉に浸し続けたところ、21日間すぎたのちも上皇のお顔はまるで生きているようだったと言われています。

 

崇徳上皇の死後、都で災いが相次いだことから、崇徳上皇が怨霊となって祟っているのではないかという噂が広がり、魂を鎮めるための崇徳天皇社が築かれました。

 

1244年、後嵯峨天皇の宣旨により、妙成就寺は別当として崇徳院永代供養の寺になりました。これにより「天皇寺」と称するようになったようです。

 

明治の神仏分離令によって妙成就寺は廃寺となり、79番札所は高照院(約2km北にあった)が引き継ぎます。

 

崇徳天皇社は明治天皇により御霊が京都の白峯神宮へ移されたので、ご神体を天照大神と金山ご神体を祀る白峯宮と改称されました。

 

高照院は、1887(明治20)年に妙成就寺の跡地に天皇寺高照院として移転し現在にいたっています。

 

境内

境内は白峯宮と天皇寺で一体化していて、鳥居を入って正面に白峯宮、左に天皇寺の本堂と大師堂、右に本坊と納経所という配置になっています。

白峯宮

三輪鳥居:崇徳天皇の扁額がかけられています。鳥居の両脇に小さな鳥居が設けられていて、おまけに屋根まであります。

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拝殿

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天皇寺

本堂:本尊は十一面観音菩薩、です。喜怒哀楽の顔をお持ちで、すべての人の悩みを救うとされています。

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大師堂

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白峯宮境内にて「夕涼み動物園」

八十場まちおこしの一環として岡山富男さんの動物作品展が行われていました。岡山さんは1952年生まれの坂出市在住の造形作家です。身近にある木や石などの自然素材を使って、屋外展示が出来る立体造形に取り組んでいるということです。瀬戸内国際芸術祭にも参加しています。

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大胆にくつろいでいるキリン

擬人化されたキリンや子豚などユーモアあふれるユニークは作品が展示されています。

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キリンと子豚の器械体操

神社の境内に「何だこれは」と見入って、くすっと笑ってしまう楽しい表情やポーズの動物たちでした。

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キリンのイチャイチャ

 

最後に

79番札所の天皇寺は、独特の鳥居をくぐって神社とお寺が隣接するという特徴のある場所でした。複雑な歴史があるからこその特徴であると思います。歴史ある場所ですがお遍路さんだけでなく、地元の人々とのつながりの中で新しい試みも実践されており、これからも広く人々に愛される場所ではないでしょうか。