定年後の生活ブログ

定年後に行政書士となり、四国のことを発信しています

高知で最後の39番札所「延光寺」

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はじめに

国道56号線から一車線の脇道を辿っていった先にある、山里の奥にひっそりと存在している山寺です。

延光寺は通称、カメ寺ともいわれていて、カメをかたどった岩や植木があります。

足摺岬にある38番札所金剛福寺からは74km離れており、車でも約2時間はかかる距離にあります。

境内

境内案内図

仁王門

赤亀と銅の梵鐘

仁王門を入ると、右手に亀の甲羅の上に鐘を載せている像があります。

伝説によると、境内にある池から赤い亀がいなくなり、やがて銅の梵鐘を背負って竜宮城から戻ってきたとされています。

本堂

ご本尊は薬師如来さまで、「眼治し薬師」として信仰されています。

大師堂

目洗いの井戸

本堂の横にある「目洗いの井戸」は、弘法大師空海が錫杖で土を掘ったところ清水が湧きだしたとされているものです。  

「宝医水」と名づけられ、眼病にも効くとされています。

池泉式庭園

亀のような石の上で、亀が甲羅干しをしていました。

護摩堂


新西国霊場本尊

寺山のイブキ

延光寺は寺山とも呼ばれていました。樹齢500年とされる宿毛市指定天然記念物のイブキです。

縁起

寺伝によると、聖武天皇の勅命によって行基が安産、厄除けを祈願して薬師如来像を彫って建立したとされます。

その後、桓武天皇の勅願所として弘法大師空海が脇侍の日光・月光菩薩を刻んで安置しました。

戦国時代、長曽我部元親の庇護によって繁栄していましたが、土佐が山内家の支配になると、次第にその勢力を失っていきました。

明治の廃仏毀釈の影響で当寺は一時期廃寺となってしまいますが、ほどなく再興されています。

境内全景

おわりに

静かで落ち着いた境内には、よく整備された池泉庭園があり、池の中では色鮮やかな鯉や亀が甲羅干しをしている姿を見ることができました。

日本の原風景のような山里にある、風情溢れるお寺です。

追記:境内には亀の甲羅のような岩がありました。

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