定年後の生活ブログ

定年後に行政書士となり、四国のことを発信しています

ハスの花咲く松山市考古館

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はじめに

松山市考古館のハスの花が見ごろになったということで、6月24日に行ってきました。

玄関前の花壇に、大輪の花がいくつも咲いています。

その美しさに、つい時間を忘れて見とれてしまいました。

ハスの花

松山市考古館で育成しているのは「大連古代蓮」です。

「大連古代蓮」は中国の大連市内から出土した約1,000年前の種子を発芽させたものだそうです。

平成8年、大連市の観光訪問団が松山市を訪問した時に贈呈された種子が、大切に育てられてきました。

1,000年前というと、中国は北宋の時代、日本は平安時代で紫式部が源氏物語を書いていた時代です。

そんな時代に中国で愛でられていたハスの花を見ることができました。

松山市考古館

松山市考古館は埋蔵文化財センターの付属施設です。

松山市内の遺跡を発掘調査するのが埋蔵文化財センターで、センターが保存収蔵している考古資料を展示し、教育普及活動を担当しているのが松山市考古館です。

研究者のためだけでなく、一般市民や観光客にとっての憩いの場になるともに、学校教育の支援の場としての役割をも担っています。

松山市内で発見された旧石器時代(2万年前)から江戸時代にかけての考古資料が展示されています。

常設展示室の入り口

古照遺跡(こでらいせき)の堰(せき)復元展示

松山市では、人工的に川をせき止める大規模な堰が発掘されています。

古墳時代前期に機能した農業灌漑用の『堰(せき)』だそうです。

埴輪の世界

おわりに

古代ハスの花をすぐ身近に見ることができたので、その美しさを一段と感じることができました。それだけでなく、1000年も前の種が発芽し花を咲かせているということで、古の時代のロマンも感じることができました。

また考古館でも原子・古代からの松山で暮らした人々の営みを知ることができ、一時、悠久の歴史に浸れる場所でした。

復元された高床式倉庫

駐車場から松山市考古館に向かう途中に、高床式の建物が復元されています。

上記の、古照遺跡の堰に使用された木材の中に、高床式建物の建築部材が含まれている

ことがわかり、それをもとに復元したそうです。