はじめに
2000(平成12)年、室戸市の椎名小学校が廃校になってしまいました。
過疎化によって子供が減少したためです。四国の地方にあっては珍しいことではありま
ん。
廃校してしまった学校は、様々な形で地域おこしに活用されています。
室戸では、子どもたちの声や笑顔が戻ってくることを期待し、水族館をオープンしていました。
むろと廃校水族館
むろと廃校水族館
室戸市が廃校を利用して地域を活性化するために、2018(平成30)年、「むろと廃校水族館」として開館しました。
学校であったことを、うまく利用して水族館の施設は作られています。
元小学校であったことが人々のノスタルジーを掻き立てているのか、大変、多くの来場者を迎えているようです。
入り口
かつての小学校名である「室戸市立椎名小学校」が刻まれた石碑が建っています。
お出迎え
小学校で使用されていた人体模型に出迎えられます。
タッチプール
元小学校の手洗い場で、生き物と触れ合えます。
円形水槽
教室に設置されている巨大な円形水槽で、ウミガメが泳いでいました。
小魚がいっぱいの円形水槽です。
廊下の水槽
目の前でじっくりと生きた魚を観察することができます。
なにこれ?
海のごみや魚の体内から見つかったゴミです。
悲しい現実です。
サメの解剖教室
かつての理科室には、解剖されたサメの内臓が展示されていました。
屋外プール
25mプールとちびっこプールも屋外水槽になっていました。
ウミガメとサメが悠々と泳いでいます。
ウミガメがたくさん飼育されています。
おわりに
小学校が廃校になったのは残念ですが、元小学校の施設をうまく活用していました。
「廃校」という文字には、なんだか物悲しい響きがありますが、それを逆手にとって売り出していくことに、たくましさを感じます。
何はともあれ、何らかの形で地元の方々の思い出の校舎が残っていることは、大切なことだと思いました。