定年後の生活ブログ

定年後に行政書士となり、四国のことを発信しています

令和5年10月「ヒノヒカリ」の稲刈り

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令和5年の稲刈りが無事に終了しました。

毎年のことですが、天気予報を気にしつつ、今年は天候にも恵まれてスムーズに収穫作業を行うことができました。

はじめに

10月11日、2反3畝(田んぼ3枚分)の田んぼに植えた「ヒノヒカリ」を収穫します。

昨年までは「コシヒカリ」と「ヒノヒカリ」の2品種を栽培していました。

「コシヒカリ」の収穫は9月初め、「ヒノヒカリ」は10月中旬の2度に分けて稲刈りをしていました。

今年は1反の田んぼで、甥がトウモロコシやニンニクを栽培するため、「コシヒカリ」の栽培を中止し、すべて「ヒノヒカリ」にしました。

このため田植えも1日、稲刈りも1日で済ますことができました。

中古のコンバイン

値段

2020(令和2)年、中古ですが念願のコンバインを購入しました。

中古でも、軽自動車の新車1台分ぐらいの値段はします。

お米の利益だけで、これだけのものを購入することは難しいことです。

しかし、コンバインがないと現実的にはコメ作りは出来ないので何とか工面しました。

コメ作りを維持している小規模農家としては厳しい現実です。

事情

以前、使っていたコンバインも中古のコンバインでした。

エンジンとか刈り取りには問題はなかったのですが、稲を刈り取って籾にした時に、袋に排出する仕組みのものでした。

1袋25~30㎏の籾が一杯になると、取り外してコンバインから軽トラに移し替えなければなりません。

これをひとつの田んぼで20数回繰り返すのです。

20~30㎏の重さの袋をいちいち取り外して軽トラに移し替える作業は、炎天下ではとんでもなく重労働であるばかりか、袋そのものも重たすぎて持つことが出来なくなってきていました。

購入コンバインのスペック

購入したコンバインは「クボタ ER220 RACLEAD」です。

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 ・2筋をいっぺんに刈り取ることが出来る2条刈り

・ボタン1つで刈り取り準備が出来て、操作に迷わず簡単

・どこからでも刈り取ることが出来るし、あぜぎわの刈り取りもスムーズ

・稲が倒れていてもうまく刈り取れる

・コンバインの旋回と刈り取り部の上げ下げが1本のレバーで自由自在にできる

・脱穀性能が高く、籾を取りこぼさない

・大容量のグレンタンク590L(12袋分)なので、たびたび刈り取りを中断して籾を排出する必要がない

・ボタン1つでグレンタンクからの籾の排出をすることが出来る

・集中注油装置が付いているので刈り取り前の注油が簡単

コンバインから袋へ

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袋への排出

コンバインの準備

中古で買った新しいコンバインが来たのは春のことでした。

そのまま納屋に置いていたため、いざエンジンをかけて動かそうとしたのですが全く動きません。

バッテリーが上がってしまっていたのです。

コンバインは稲刈りの時の数日しか使用しません。あとは倉庫に眠っているだけです。たまには動かせばよいのですが、面倒なのでやっていません。

稲刈りの前になってバッテリーを充電して動かしています。

今回は買ったばかりのコンバインだったので、業者が新しいバッテリーに交換してくれました。

あと注油もしておかなければなりません。

駆動部分に油をさしておかないと、稲わらが詰まったりして故障の原因になります。

過去にはこれが原因で田んぼの中でコンバインが動かなくなり、業者を呼んで修理をすることがよくありました。

もちろんその間、稲刈りが出来ずに待ちぼうけになってしまいます。

田んぼの準備(すみ刈り)

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コンバインで刈り取るといっても、すべての稲を刈り取ることは出来ません。

大きな田んぼなら、しないかもしれませんが、我が家のような小さな田んぼではすみ刈りをします。

コンバインで刈り取りにくい部分の田んぼの4つの角をあらかじめ手で刈り取っておくことです。

せこい話かもしれませんが、少しでも収量が増えるようにしています。

稲刈り(ヒノヒカリ)

刈り取っていくとカエルやらヤモリやらバッタやらいろんな動物が飛び出てきます。

「 コンバイン 右往左往の カエルかな 」

稲が倒れていても大丈夫

稲刈り終了

新しくコンバインの後ろに装着した「結束機」

令和3年、40万円弱をかけて、コンバインの後ろに「結束機」を取り付けました。

そこまでして、稲わらを用意するのも「ブドウ」のためです。

田んぼは3枚あって、全部で2反3畝にヒノヒカリを植え付けます。

この内の1枚分(7畝)で、ブドウ栽培のために使用する藁を確保します。

他にも稲わらは野菜づくりなどで活躍するため、お金はかかりましたが、装着することになりました。

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稼働の様子

別の田んぼで、「結束機」を使って藁をつくりました。

藁を束ねて、おまけに紐でくくって後ろへ自動的に放り出すという機械です。

うまいこと出来ているもんだ、と感心して運転していました。

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「結束機」で束ねられた藁が、田んぼ一面に広がっています。

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刈り取った後、乾燥させるために藁を立てておきます。

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しばらく乾燥させてから納屋の外側に積み上げておきました。

来年、ブドウの畑に広げるまで、ここで保管します。

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おわりに

購入した中古のコンバインの威力は抜群です。

籾をたくさんグレンタンクに溜めることが出来るし、溜めた籾を自動的に上部の円筒の筒から軽トラに設置した袋に移すことが出来ます。

おかげで作業が、体力的にもずいぶん楽になりました。

一昨年、中古コンバインを新しく購入して、昨年、ついに「結束機」を装着しました。

お金はかかりましたが、年齢による体力の衰えを考えると省力化は必要なことです。

なにはともあれ、今年も稲刈りが無事に終了して、やれやれでした。

田植えの様子

今年の田植えの様子について、詳しくは、こちらをご覧ください。↓↓↓

www.teinenoyaji.com