定年後の生活ブログ

定年後に行政書士となり、四国のことを発信しています

クボタのコンバインでコシヒカリの稲刈り

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今年も、コシヒカリの収穫を無事?に終えることができました。

はじめに

今年も、5月に田植えをしたコシヒカリが収穫の時期を迎えました。

毎年のことなのですが、猛烈な暑さの中で刈り取りをしなければなりません。

ところが今年は8月末から9月初にかけて雨が多くて、おまけに田んぼの水が抜けなかったので、例年より1週間ほど遅い、9月7日の稲刈りになりました。

それでも田んぼに水が溜まっているところがあり、じゅるじゅるの田んぼで稲刈りです。

昨年、新しく購入した中古のコンバインが活躍してくれました。

中古のコンバイン

値段

今年、中古ですが念願のコンバインを購入しました。

中古でも、軽自動車の新車1台分ぐらいの値段はします。

お米の利益だけでこれだけのものを購入することは難しいことです。

コンバインがないと現実的にはコメ作りは出来ないため、何とか工面しました。

コメ作りを維持している小規模農家としては厳しい現実です。

購入したコンバインは「クボタ ER220 RACLEAD」です。

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以前の中古コンバイン

一昨年まで使っていたコンバインも中古のコンバインでした。

エンジンとか刈り取りには問題はなかったのですが、稲を刈り取って籾にした時に、袋に排出する仕組みのものでした。

1袋25~30㎏の籾が一杯になると、取り外してコンバインから軽トラに移し替えなければなりません。

これをひとつの田んぼで20数回繰り返すのです。

20~30㎏の重さの袋をいちいち取り外して軽トラに移し替える作業は、炎天下ではとんでもなく重労働であるばかりか、袋そのものも重たすぎて持つことが出来なくなってきていました。

新しく購入したコンバインのスペック

 ・2筋をいっぺんに刈り取ることが出来る2条刈り

・ボタン1つで刈り取り準備が出来て、操作に迷わず簡単

・どこからでも刈り取ることが出来るし、あぜぎわの刈り取りもスムーズ

・稲が倒れていてもうまく刈り取れる

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・コンバインの旋回と刈り取り部の上げ下げが1本のレバーで自由自在にできる

・脱穀性能が高く、籾を取りこぼさない

・大容量のグレンタンク590L(12袋分)なので、たびたび刈り取りを中断して籾を排出する必要がない

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・ボタン1つでグレンタンクからの籾の排出をすることが出来る

・集中注油装置が付いているので刈り取り前の注油が簡単

コンバインの準備

中古のコンバインが来たのは春のことでした。

そのまま納屋に置いていたため、いざエンジンをかけて動かそうとしたのですが全く動きません。バッテリーが上がってしまっていたのです。

毎年のことですが、コンバインは稲刈りの時の数日しか使用しません。

あとは倉庫に眠っているだけです。

たまには動かせばよいのですが、面倒なのでやっていません。

稲刈りの前になってバッテリーを充電して動かしています。

今回は買ったばかりのコンバインだったので業者が新しいバッテリーに交換してくれました。

あと注油もしておかなければなりません。

駆動部分に油をさしておかないと稲わらが詰まったりして故障の原因になります。

過去にはこれが原因で田んぼの中でコンバインが動かなくなり、業者を呼んで修理をすることがよくありました。

もちろんその間、稲刈りが出来ずに待ちぼうけになってしまいます。

田んぼの準備

コンバインで刈り取るといっても、すべての稲を刈り取ることは出来ません。

大きな田んぼなら、しないかもしれませんが、我が家のような小さな田んぼでは「すみ刈り」をします。

コンバインで刈り取りにくい部分の田んぼの4つの角をあらかじめ手で刈り取っておくことです。

せこい話かもしれませんが、少しでも収量が増えるようにしています。

今年は、台風と雨の影響で、稲が倒れ気味です。稲が倒れていると収穫するのも一苦労します。

草も例年より多く生えています。

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刈り取り

コンバインや田んぼの準備が整って、いざ稲刈りです。

今年は9月初旬の比較的曇りの中でしたので、昨年の猛暑の中での稲刈りに比べると、まだましでしたが、それでも暑くて・・・

次の写真は、昨年の稲刈りの様子です。

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刈り取っていくとカエルやらヤモリやらバッタやらいろんな動物が飛び出てきます。

「 コンバイン 右往左往の カエルかな 」

昨年の一句です。

カラスや鳥が小動物を獲物として狙ってやって来ます。

稲刈りトラブル

今年も、やっぱり稲刈り中にトラブルに見舞われました。

田んぼがぬかるんでいるので、稲の元をカットせずに、稲の根っこを泥と一緒にドラムの方に運び込んでしまったのです。

こうなるとスムーズに刈り取った稲がドラムの方に流れていかずに、詰まってしまいます。

詰まってしまうと、どうにもならず修理をお願いしなければなりません。

今回、詰まってしまいましたが、一瞬、気付くのが早かったおかげで、何とか大事にはなりませんでした。

それでも、詰まってしまった稲わらや泥を取り除くのに、かなり手間取ってしまいました。

スムーズに機械が動いてくれれば、何の問題も起きずに稲刈り終了、となるのですが、毎年、何かしらの機械トラブルが起こってしまっています。

次の写真は、今年の稲刈りの様子です。

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おわりに

今年も、多少の機械トラブルはありましたが、コシヒカリの稲刈りは無事終了しました。

やはり購入した中古のコンバインの威力は抜群です。

籾をたくさんグレンタンクに溜めることが出来るし、溜めた籾を自動的に上部の円筒の筒から軽トラに設置した袋に移すことが出来ます。

おかげで一昨年とは雲泥の差があり、ずいぶん体力的にも楽な作業でした。

まだ2回目のヒノヒカリの稲刈りが、10月にあるので、コンバインのメンテナンスを少ししておこうかと思っています。