はじめに
香川県にある、藤の花が咲き誇ることで有名な寺社を3か所巡ってきました。
三豊市の萬福寺、高松市の岩田神社・藤尾神社、どの寺社も立派な藤の木で見事に美しく花開いており、たくさんの花見の人が訪れていました。
藤の花とは
藤の花言葉は「優しさ」「歓迎」「決して離れない」「恋に酔う」だそうです。
古来より、藤の花が愛でられていて、うすい紫色の藤色は藤原氏の隆盛もあり高貴な色とされてきました。
また、男性は松に、たおやかな藤の花の姿は女性に例えられています。
萬福寺(三豊市財田町)
第70番札所本山寺を建立するための用材を伐り出した際、観音様が砥石に変化してキコリを助けました。
これを記念して、弘法大師が建立されたのが萬福寺だといわれています。
室町時代に讃岐観音霊場が開創されていますが、13番目の霊場として砥石観世音菩薩を本尊として信仰を集めてきました。
山門を入って右側に藤棚があります。
花観音さまが、藤棚の側に祀られていました。
岩田神社(高松市飯田町)
もとは山頂に祀られていた山の神が、現在の地に遷座して近隣4カ郷の産土神とされました。
鎌倉時代に武運の神といわれる八幡三神(応神天皇、仲哀天皇、神功皇后)を勧請しました。
神功皇后が子孫繁栄・子育ての守護神であったので、胎児を保護する岩田帯にちなみ、社名を岩田神社としたそうです。
白とピンクのハナミズキが拝殿前できれいに満開でした。
神門を入って左側の境内に、広大な藤棚が広がっています。
藤尾神社(高松市西植田町)
高松市南部にある藤尾山(163m)の山頂に藤尾八幡神社があります。
昔は社殿がなく、住民は山そのものをご神体として崇拝していました。
神格視されてきた藤尾山の森には、手つかずの貴重な自然林が保たれています。
昔はたくさんのアカマツにヤマフジが絡んで花が咲くと、紫色の雲が懸かったようだったそうです。
神社の駐車場に藤棚があり、花が満開です。
駐車場から上って行くと、鳥居があります。そこには自生の藤の花が咲いていました。
鳥居から階段を上がって行くと境内です。
なぜか、ちょっとはずかしい女性のタヌキ像がありました。
おわりに
桜の花の季節が終わると、藤の花の季節になります。
藤の花は4月の下旬が見ごろです。
どうしても気が急いてしまうので、早めに行くと、まだ6~7分の開花だったりします。
満開の時期を見極めるのは、お天気もあるので難しいものです。
しかし、花の開花を追いかけて名所を巡ることは、なんて贅沢なことでしょうね。
四国には花の名所がたくさんあるので、これからも紹介していきたいと思います。
追記:石鎚神宮
石鎚神宮でも藤の花を見ることができました。
詳しくは、こちらをご覧ください。↓↓↓