定年後の生活ブログ

定年後に行政書士となり、四国のことを発信しています

368人しかいない高知県大川村の個人宅で、手作りさくら祭しばざくら祭

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はじめに

大川村のHPによると村の人口は、368人《2022(令和4)年2月28日現在》となっていて、ポスターなどには「日本で二番目に人口の少ない村」と書かれていたりします。

村は、高知県と愛媛県の県境にあって、まさに四国のど真ん中に位置しています。

東西に吉野川が流れており、村は両岸の切り立った山並みに挟まれた、まさに自然の中に抱かれたところです。

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大川村とは

四国の水がめの早明浦ダムが干上がると旧大川村役場が顔をだします。元はこの辺りが村の中心だったようですが、現在はここからさらに上流へ向かったところに役場・郵便局・農協といった施設があります。

スーパーもコンビニもカフェもありませんが、村のキャッチフレーズは「何もなければつくればいい」ということで、自然の恵みを生かした様々な加工品を生産したり、桜の名所を手作りしたりしています。

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さくら祭しばざくら祭

2004(平成16)年に神戸市よりUターンしてきた川上さんご夫妻が、10年かけて裏山を切り開き、100本もの桜を植え、遊歩道を整備して花園を手作りしたそうです。

2014(平成26)年に第1回さくら祭りが開催され、2022(令和4)年で9回目となります。

会場は「川上さんち」なので、個人宅で行われているお祭りです。

今では村の若い人たちをはじめとした多くの人たちが協力して開催されるようになっていて、2000人もの人たちが集う規模のお祭りになっています。

日曜日は音楽ライブや出店なども出ており、毎年、多くの花見客がやって来てにぎわっています。

会場図

かわいいイラストで描かれた手作り会場図です。

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さくら家

道路沿いに建てられた入口になっている2階建ての建物には、1Fに特産物販売、2Fに休憩所がありました。

裏山が急こう配になっていて、しばざくら・菜の花・桜を建物からも見ることができます。

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裏山のお花畑

桜・しばざくら・菜の花がとってもきれいに咲いていました。

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手作り展望デッキ

裏山に上がっていった展望デッキからの眺めも素敵でした。

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おわりに

川上さん夫婦は「みんなで桜を見たら、素敵だろうなぁ」と思って、自宅の裏山を切り開いて桜を植えていったそうです。

今では見事に桜が咲き誇り、しばざくらや菜の花も鮮やかな色合いで見る人を楽しませてくれています。

夫婦でコツコツと始めた植樹ですが、やがて大川村の人たちの理解と協力によって、さらに盛大な大川村の一大イベントにまで育っているようです。

とても小さな村ですが、これからも毎年きれいな花が咲き誇るさくら祭りを地域の誇りとして続けていってほしいと思いました。

追記:村のえき「結いの里」

早明浦ダムから上流へ上っていった村の入り口に、コミュニティースペースの「結いの里」があります。

村の手作り土産・特産品が販売されており、村に関する案内パンフレットも置いてあります。

土日祝日には、おかあさん食堂が開店し、大川村の地元食材を使った地元ならではの一品を楽しむことができます。

マンガや絵本がそろったキッズスペースがあり、子供も楽しく過ごすことができる施設です。

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日本一人口が少ない高知県・大川村の公式情報サイト「でぃぐ!大川村」