はじめに
高知県の魚といえばカツオなのですが、水揚げ量からみるとはるかに静岡県の方が多いようです。ただ、料理法としては「カツオのたたき」が有名なので、カツオの名産地として広く知られています。
さらに、高知の名産品としてカツオを全国区にすることに一役買ったのが、中土佐町久礼を舞台にしてヒットしたマンガ「土佐の一本釣り」です。
マンガの舞台となった久礼港は、小さな港ですが、古来、四万十川流域で生産された物資を搬出する港として発展してきました。
漁業の盛んな久礼に、小さな美術館があります。
美術館入り口前にあるヘテ?
中土佐町立美術館
1989年(平成元年)中土佐町出身の実業家である町田菊一氏のコレクションと、白壁の土蔵造りの建物が町に寄贈されたことから、高知県初の本格的な公立美術館が誕生しました。
館内での撮影はOKということでした。
司馬遼太郎の書
町田菊一氏と親交があったといわれる司馬遼太郎氏の書は,、美術館前庭の石碑に刻まれています。
『 土佐にきて、嬉しきものは、言葉に、魚に、人のあし音 』
「モクレン」富岡鉄斎(1837~1924)
幕末に勤王学者として活動し、明治以降は各地を旅しながら文人生活を送った人物です。
美術館は落ち着いた雰囲気の中、上品で洗練された作品が展示されており、優雅な一時を過ごすことができました。
道の駅「なかとさ」
南は太平洋に面し、北は四万十川の清流が流れる自然豊かな中土佐町には、魅力あふれる食材が豊富です。
道の駅「なかとさ」は目の前が久礼港というロケーションで、太平洋の新鮮な魚介類が集まっており、また、地元農家が栽培した旬の野菜や果物が直売されています。
「マルシェなかとさ」
地元ならではの旬の恵みを取りそろえた直販所
他にも、いろんなお店がありました。
「黒潮亭いか船頭」活きのいい剣先イカやアオリイカを中心にした地元の海の幸が勢ぞろいする
「浜焼き海王」新鮮な魚介類を炭火焼で楽しめる
「岩本こむぎ店」国産の素材にこだわって焼き上げたパンが並ぶ
「風工房」地元のイチゴ農家のお母さんたちが作るスイーツのお店
観光案内所・賑わい広場・ちびっこ広場・芝生広場・ドッグラン・駐車場・公衆トイレといった施設も充実しており、ゆっくりと食事や買い物を楽しむことができます。
おわりに
海山川と豊かな自然に囲まれた四万十町です。
人口は6千人余りですが、歴史や伝統といった文化を大切に守りながら、自然の中で豊かな暮らしを営んでいる地域のようでした。
司馬遼太郎氏がいうように、土佐の言葉や魚、人々の活動が本当に素晴らしいものであると感じました。
追記
美術館の隣にある中土佐町民交流会館にも迫力ある虎の像がありました。