はじめに
4年程前にブドウの苗を植えた時、シャインマスカットの苗を1本、植えておきました。1年目、2年目と収穫せず木の成長を見守っていました。
昨年は、試しに家庭用として実をつけて美味しくいただくことができました。
今年は、本格的に実を収穫することになり、出荷を目指して栽培してきました。
台風があったり栽培に慣れていなかったりで、苦労をしましたが、少しですが何とか出荷できるまでになりました。
昨年のピオーネの出荷について、詳しくはこちらをご覧ください。↓↓↓
収穫前
糖度が19度とか20度と、上がりすぎるとブドウの粒の色が黄色くなります。
また、日に焼けても黄色くなるので白いビニールをかけて防いでいます。
シャインマスカットはキレイな緑色が好まれるので、黄色く変色しないように気を付けています。
収穫
8月末になり、我が家のブドウの収穫時期となってきました。
あらかじめ糖度を調べるために、ブドウの房の一番上に2~3粒を残してあり、このブドウの粒をもいで、糖度が十分になっているかどうかを糖度計で確認します。
基準が18度以上のものを収穫しています。不思議なもので、時期が来ると、だいたい十分な糖度になっています。
すべてがこの写真のように出来上がるわけではないのですが、わりとうまい具合に出来上がってきました。
作業場での箱詰め作業
収穫したブドウの房の重さを一つ一つ測っておきます。
5kgの箱に入れる房の数によって、1房の重さの目安が決まっています。
例えば、9房を1つの5kg箱に入れる場合は、1房は570g以上なければなりません。
1つ1つのブドウを計量しながら、箱の中にうまく入るように考えます。
5kg箱の場合だと、1箱が8房になったり9房になったりします。
最終的には、資材の重さも含めて5、610g以上になるようにします。
どの房を入れるかが決まると、透明なビニールに入れて留め金で口を締めていきます。
さらに移動する場合に、房が傷まないように白いクッションになるキャップをかけていきます。
最後に箱に詰めて完成です。きれいに箱に詰めるのも、優しくしないと房が傷むので神経を使います。
糖度の計測用に残して置いた粒、傷んでいる粒、房の形を整えるために取り除いた粒など、取り除いた粒がボールに一杯になります。
食べるには何の問題もないので、後で冷やして食べることになります。
おわりに
今日は6kgの大箱が5箱と2kgの小箱が2箱できたので、午前中に農協に持って行きました。
今年、初のシャインマスカット出荷でしたが糖度は十分で、粒も大きくておいしいものに仕上がったようです。
どなたに買っていただけるかは分かりませんが、美味しく召し上がってくれると嬉しいなと思っています。
ブドウ畑の台風被害について、詳しくはこちらをご覧ください。↓↓↓