定年後の生活ブログ

定年後に行政書士となり、四国のことを発信しています

73番札所出釈迦寺と奥の院「捨身ヶ嶽禅定」

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はじめに

72番札所の曼荼羅寺から少し上がった所に、73番札所の出釈迦寺(しゅっしゃかじ)があります。

2つの札所はお隣同士といっていいほどの近さです。

どちらも標高481mの我拝師山(がはいしやま)の麓にありますが、出釈迦寺は山頂近くに空海ゆかりの奥の院があります。

ゴールデンウィーク期間に「花ごよみ」のイベントとして花手水が行われました。

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境内

山門

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お化けの人形

かわいい手作りオバケが境内のあちこちにありました。

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本堂(左)大師堂(右)

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求聞持大師

この地を訪れた空海は、虚空蔵菩薩のご真言を一百万遍唱える求聞持の法を修行されました。

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奥之院遥拝所

ここから、遥か山の上に建っている奥の院の「捨身ヶ嶽禅定」を遥拝することができます。

石碑には、身を投げる空海を救う釈迦如来と天女の図が描かれていて、お参りすると「捨身ヶ嶽禅定」に登ったのと同じご利益があるといわれています。

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縁起

寺伝によると、空海が7歳の時、我拝師山に登って「仏の教えを広めて人々を救いたいという私の願いが叶うものならば釈迦如来が姿を現せ。もし叶わないのなら私の命を仏に捧げる」と、断崖絶壁から身を投じました。

すると釈迦如来と天女が舞い降り、紫色の雲の中で弘法大師を抱きとめました。

命を救われた空海は、青年になってから我拝師山の山頂で釈迦如来を彫って祀ったといわれています。

出釈迦寺の境内から急な坂を50分ほど上がった場所にあるのが「捨身ヶ嶽禅定」といわれている伝説の場所で、元々はここが札所でしたが、今は奥の院となっています。

1600年半ばに現在の地に出釈迦寺が建立されて納経もされるようになり、1920(大正9)年には札所も移されました。

奥の院「捨身ヶ嶽禅定」

出釈迦寺から、かなり急勾配の曲がりくねった道を徒歩で上って行くと、約1時間で我拝師山の標高380mあたりにある奥の院「捨身ヶ嶽禅定」の山門に着きます。

山門からさらに上がった所に、点在していた小さなお堂を統合して建てられた根本御堂(ねもとみどう)があります。

根本御堂の裏手にある岩場を約100m登ると、幼い空海が身を投げたといわれる「捨身ヶ嶽のお行場」となります。

我拝師山と奥の院「捨身ヶ嶽禅定」

 

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我拝師山

柳の水

「弘法大師御加持水」とされている手水場が登山道の途中にあります。

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西行法師の腰掛石

西行が捨身ヶ嶽へ上って行く途中に腰かけて休んだとされる石です。

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「捨身ヶ嶽禅定」の山門

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「捨身ヶ嶽禅定」の根本御堂

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層塔

奈良時代から平安時代中期に建立されたとされる石塔が、山頂にありました。

1000年以上も前に、多くの信者がこの地を訪れていたと思うと感慨深いものがあります。 

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おわりに

出釈迦寺の奥の院までは、あまりの急勾配を上ったために、次の日は筋肉痛になってしまいました。

讃岐の山はなだらかな丸いものが多いのですが、我拝師山の山頂は断崖絶壁に等しい形状になっていて、上から見るとめまいがしそうです。

今でこそ急な坂ではありますが、コンクリートの道が上まで通っています。

しかし、かつては道なき道の獣道だったことでしょう。

子ども一人で上るのは難しいと思いますが、そこは仏道に身を捧げようとしていた空海なので苦も無く上って行ったことと思います。

山の上からの眺望は素晴らしいものがあり、上って来た苦労を忘れさせてくれました。

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山頂から多度津・瀬戸内海を遠望